2024年10月31日

福井県のフリースクールおすすめ5選!特徴や料金の比較と選び方・フリースクール以外の支援先の選択肢も解説

福井県のフリースクールおすすめ5選!特徴や料金の比較と選び方・フリースクール以外の支援先の選択肢も解説

「福井県のフリースクールはどこがおすすめ? 」
「フリースクールはどうやって選べばいいの?この先の子どものためにどんなフリースクールを選べばいいのだろう。」

お子さんが学校に通えない状況になったとき、別の学びの場としてフリースクールを考えるご家庭は多いです。

お子さんにとって無理なく過ごせる環境を用意するフリースクールは、お子さんが社会とつながりを保てる場所となります。

しかし、フリースクールは一般的な学校とは異なります。

施設ごとに運営の方針や教育のやり方がそれぞれのため、選ぶ際は、いくつかの施設をしっかりと比較して、お子さんに最も合った環境を選ぶことが重要です。

そこで、この記事では福井県内でおすすめのフリースクールを5つ紹介し、それぞれの特徴や選び方のポイント、利用時に注意すべき点などを解説します。フリースクールを選ぶ際の参考にしてください。

学校や社会への復帰を目指すなら…

フリースクールは、お子さんが安心して過ごせる場を提供するものの、必ずしも学校に戻ることを目的とした支援を行う場所ではありません。そのため、長期間通うことで、かえって学校や社会に戻るのが難しくなることもあります。

もし、親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、復学支援サービス「スダチ」を検討してみてください。このサービスは、不登校の原因にしっかりと向き合い、平均して3週間以内に自ら学校復帰を目指せるようサポートを行っています。

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福井県のフリースクールの選び方

お子さんの興味や好きなことに合っているか

フリースクールごとに、提供されるプログラムや指導方法はさまざまです。お子さんの興味や好きなことに合ったプログラムがあるかをしっかりと確認しましょう。

例えば、アートや音楽が好きな場合、それらの活動に力を入れているフリースクールが適しています。また、自然の中で学ぶことを好むお子さんには、アウトドア活動が豊富なフリースクールが合うかもしれません。

学校の考え方が家庭の価値観と合っているか

フリースクールの教育方針や理念がご家庭の価値観と一致しているかどうかも、選ぶ際の重要なポイントです。

フリースクールは、学習指導要領に基づき授業を実施する必要がありません。そのため以下のように運営方針もさまざまです。

  • ゲームをしたり、絵を描いたりお子さんのやりたいことをして過ごせる居場所にしたい
  • 野外活動を大切にし毎日自然のなかで活動し、豊かな心と健康な体を育てたい
  • この先の受験対策を重視していて学習を中心におこなうなど

「子どもが社会とつながりを持てる居場所がほしい」という思い以外にも、「こんな体験をして過ごしてほしい」という考えが親御さんのなかにあるかもしれません。

フリースクールを選ぶ際には、そのフリースクールの方針を詳しく調べ、家庭の価値観と照らし合わせて慎重に検討することが大切です。

フリースクールで過ごす1日については、以下の記事でより詳しく解説しました。

学校の評判や実績は良いか

フリースクールの評価や実績も、選ぶ際に欠かせないポイントです。卒業生がどのような進路に進んでいるのか、保護者からのフィードバックはどうかなど、学校の信頼性を確認するための情報を集めることが大切です。

フリースクールは、設立する際に法的な設置要件がありません。また教員免許がなくても、スタッフとして働くことができます。

だからこそ、信頼できる学校なのか、評判や実績を確認しなくてはなりません。

インターネット上の口コミも参考にはなりますが、実際に足を運んで見学したり、説明会や体験授業に参加してみましょう。

福井県のフリースクールおすすめ5選

福井県でおすすめのフリースクールを5つ厳選してご紹介します。

スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】

  • 不登校の問題を根本的に解決したい方
  • 今の学校へ再登校してほしい方

フリースクールではありませんが、不登校の解消に向けた支援先として「スダチ」をご案内します。スダチは、不登校の早期改善を目指すお子さんに特に適したサポートサービスです。

スダチの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性不登校を根本的に解決するためのサービスを提供
費用親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中
住所オンラインサービス
公式HPhttps://sudachi.support/
事例・実績https://sudachi.support/case

スダチの特徴

学校への復帰や将来の社会生活を考えている方に、復学支援サービス「スダチ」をご紹介します。

スダチは、不登校のお子さんが再び学校へ通えるよう支援する専門的なサービスです。平均して3週間以内に復学が可能となっています。多くの親御さんから信頼されており、オンラインで利用できるため、福井県内のどこにお住まいでも簡単に利用できる点が魅力です。

このサービスは、親御さんを通じてお子さんをサポートするアプローチが特徴的です。親御さんから毎日お子さんの様子を伺い、その状況に応じた具体的な対応や声かけのアドバイスを提供します。このサポート方法により、親子の関係が適切に築かれ、徐々にお子さんの自己肯定感が高まっていきます。

自己肯定感が低いお子さんは、学校での問題や困難を乗り越えられず、不登校になるケースが多いです。しかし、自己肯定感が育つことで「自分なら解決できる」という前向きな気持ちが芽生え、自ら積極的に学校に通おうとする姿勢が生まれます。

「不登校の根本的な解決を目指したい」「フリースクール以外の方法を試してみたい」とお考えの方は、まずは無料相談を利用してみてください。お子さんの状況に合わせた具体的な解決策を提案してもらえます。

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フリースクールaurum-アウルム|福井市

【フリースクールaurum-アウルムがおすすめの人】

  • お子さんの興味を最大限に尊重したい親御さん
  • 実績あるスタッフに進学サポートをしてもらいたいご家庭

aurum-アウルムは、学習塾を運営する企業が母体のフリースクールです。

フリースクールaurum-アウルムの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性学習塾を運営する会社が運営
費用要問合せ
住所〒910-0015 福井県福井市二の宮二丁目22番地7
公式HPhttp://www.k-and-k.jp/free_school.html
事例・実績

フリースクールaurum-アウルムの特徴

aurum-アウルムは、学習塾を母体としたフリースクールで、充実した学習サポートが特徴です。

このフリースクールでは、高校や大学、専門学校への進学支援も行っており、「進学を目指したい」というお子さんには特に適した選択肢となるでしょう。

料金プランには、「個別指導コース」「使い放題コース」「マイペースコース」の3種類があり、お子さんのニーズや学習スタイルに合わせて選ぶことができます。

福井スコーレ|福井市

【福井スコーレがおすすめの人】

  • 不登校のお子さんに寄り添った支援を受けたい親御さん
  • お子さんのコミュニケーション力の成長に力を入れたいご家庭

福井スコーレは、福井市の「随応寺」というお寺を拠点としたフリースクールです。

福井スコーレの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性お子さんたちの興味に合わせたプログラムを用意
費用週2日(水曜と土曜)
月謝:1万8000円
週1日(水曜か土曜)
月謝:1万円
個別相談
相談料:2000円 / 1時間
住所〒910-3606 福井県福井市田尻栃谷町14-1
公式HPhttps://fukuis.jp/
事例・実績

福井スコーレの特徴

福井スコーレは、週に3回の活動を行っており、曜日と時間は固定されていますが、通う日数はお子さんの状況に応じて自由に選ぶことが可能です。

活動の前半は、お子さんたちの興味に合わせたプログラムが用意されており、ものづくりやアート、外出、運動など幅広い内容が揃っています。後半は自由な時間として、自分のやりたいことに取り組みながら、遊びを通じて同年代の子どもたちと交流を深められるようになっています。

スタッフには不登校経験者が多く、お子さんのペースを尊重しながらサポートしてくれる点が特徴のフリースクールです。

ワクノソト☆|敦賀町

【ワクノソト☆がおすすめの人】

  • 福井県敦賀町にお住まいのご家庭
  • 心理療法によるサポートを希望するご家庭

ワクノソト☆は、自由に遊びながら異年齢で学び合う過ごし方が特徴のフリースクールです。

ワクノソト☆の基本情報

対象年齢6歳~19歳程度
特性メンタルコーチによるスクール運営
費用要問合せ
住所福井県敦賀市
※詳細は要問合せ
公式HPhttps://wakunosoto.amebaownd.com/
事例・実績

ワクノソト☆の特徴

ワクノソト☆では、「大人と子どもが対等な立場」であることを基本に活動しており、お子さん一人ひとりの意見や考え方を大切にしています。お子さんたちに、自分たちで決めたルールの中で自主的に行動することを求めているのが特徴です。

このスクールは、心理学やカウンセリングに精通し、基本的な心理療法の知識を持った上級メンタルコーチたちによって運営されています。

お子さんのありのままの姿を受け入れ、対等な立場で接しています。自己肯定感が低下しているお子さんにも「自分は価値があり、何かを成し遂げる力がある」と実感できるよう、サポートを行っているフリースクールです。

マイプレイス Tsubomi(みんなの居場所withふくい)|三方上中郡

【マイプレイス Tsubomiがおすすめの人】

  • ゆっくり休める、くつろげる環境がほしいお子さん
  • 福井県三方上中郡の近くにお住まいのご家庭

マイプレイス Tsubomiは、お子さん​本人やご家族の方と過ごし方を話しながら、1人ひとりに合わせた日常生活をサポートしています。

マイプレイス Tsubomiの基本情報

対象年齢10歳~18歳
特性遊具・文具、学習机、ベッド、PC、Wi-Fi などを備えた環境を提供
費用利用料:0~2,000円/日
※相談しながら決定
住所〒919-1331 福井県三方上中郡若狭町気山
公式HPhttps://withfukui.wixsite.com/withyou/projects-3
事例・実績

マイプレイス Tsubomiの特徴

マイプレイス Tsubomihaは、「withふくい」というボランティア団体が運営しており、いじめや不登校に悩む家庭に寄り添ったサポートを提供しています。お子さんとその保護者と共に過ごし方を一緒に考え、個々の状況やニーズに合わせた支援を行っています。

福井県における不登校とフリースクールの現状

令和3年度の福井県内における不登校のお子さんの数は、小学生が336人、中学生が751人、高校生が314人で、合計1,401人となっています。これは、令和2年度と比べて241人増加している状況です。

福井県では、小中学校に通うお子さんたちの不登校が増加傾向にあり、県全体の重要な課題と位置づけています。

このため、福井県では不登校の防止に力を入れており、嶺南教育研究所と協力しながら、福祉、医療、司法、警察、教育、雇用などさまざまな分野の相談機関と連携している状況です。教育に関する総合窓口として、幅広い相談に対応しています。

参照・参考:福井県青少年総合対策本部「福井の青少年 令和5年度版」

福井県のフリースクールに通うメリット

新たな居場所ができる

お子さんたちは、自宅以外では多くの時間を学校で過ごし、友だちや先生、先輩・後輩などと関わることで、社会性を育んでいきます。学力向上も大切ですが、将来、社会に出たときに必要な基本的なコミュニケーション能力や人間関係のスキルは、学校生活を通じて身につけることが多いです。

一方で、不登校になったお子さんは家庭内でしか人間関係を築けず、社会とのつながりが希薄になってしまいがちです。そんなお子さんたちにとって、フリースクールは新しい居場所となり、安心して他者と交流し、新たな関係を築ける場になります。

もちろん人間関係が原因で不登校になっている場合もありますが、フリースクールには同じような経験を持つお子さんが集まっているため、共感し合いやすい環境が整っています。

さらに、フリースクールのスタッフは、不登校のお子さんたちと向き合ってきた豊富な経験があり、一人ひとりの心に寄り添い、適切なサポートやケアを提供してくれるでしょう。

親御さんの安心につながる

お子さんが不登校になると、毎日塞ぎ込むお子さんを見て、心配な気持ちを抱える親御さんも多いです。将来に対する不安や、進学や就職がうまくいくのか、社会的・精神的に自立できるのかなどの不安が、どんどん生まれてくるかもしれません。

しかし、お子さんが家庭以外の場所で笑顔で過ごせるようになると、親御さんとしても安心感が得られるはずです。「このままいい方向へ進むのではないか」と希望を持てるかもしれません。

福井県のフリースクールに通う際の注意点

進学先の選択肢が狭まってしまうおそれがある

フリースクールに通うことが、在籍している学校の校長から正式に認められた場合、その通学日数が学校の出席日数としてカウントされることがあります。

この制度に魅力を感じ、フリースクールを検討されているかもしれません。

ただし、フリースクールでの活動が出席日数として認められるだけで、学校の授業やテストには参加していないため、内申点は基本的に付与されません。

その結果、全日制高校の入試において不利になってしまいかねません。全日制高校の入試では、出席日数だけでなく内申点も重視されるため、フリースクールを利用している生徒は進学先が限られることがある点に注意が必要です。

例えば、不登校の経験があり、オンラインフリースクールを利用して出席日数を確保していたYouTuberのゆたぼんさんは、中学3年生の際に公立高校の入試で内申点不足のため不合格となった例があります。

このように、全日制高校への進学や将来の就職を考えている場合、フリースクールだけに頼るのではなく、学校復帰を目指して内申点を確保することが非常に大切です。

高卒資格の取得はできない

フリースクールは「学校」ではないため、高校生がフリースクールに通っても、高校の卒業資格を得ることはできません(小中学生は出席日数に関わらず卒業できます)。

そのため、高校生がフリースクールを利用しながら高卒資格を取得したい場合は、同時に高校卒業のための別の方法を考える必要があります。

たとえば、選択肢には以下があります。

  • 通信制高校
  • 定時制高校
  • 高卒認定試験の合格を目指す

また、高校生を対象としたフリースクールは、多くは「通信制サポート校」となります。自学自習が中心の通信制高校を卒業できるよう、学習や生活のサポートをしてくれます。

通信制高校と通信制サポート校を併用しているお子さんが多いです。

学校復帰と社会復帰を目指せない

フリースクールは、お子さんが無理なく過ごせる居場所を提供している側面が大きいです。

そのため、好きな時に通えるシステムだったり、お子さんがやりたいことだけをして過ごせたりします。たしかにこの環境であれば、お子さんは無理なくフリースクールで過ごせるかもしれません。

ただ、この環境は、一般的な学校・社会での生活とは大きく異なります。これにより、フリースクールの環境に慣れてしまうことで、いざ学校復帰を果たすとき、お子さんは大きなギャップを感じてしまいます。

毎日決まった時間に決まったことをしなくてはならない生活にストレスを感じてしまうかもしれません。そしてストレスが蓄積され、再度学校へ行けなくなってしまうこともあります。

一般的な社会生活も、決められた時間に勤務する必要があるため、同様です。

これを踏まえると、フリースクールへ通うことで、学校・社会復帰が遠のく可能性があります。

福井県のフリースクールを検討中の親御さんからよくある質問

フリースクールの学費は平均していくら?

フリースクールの利用料金は、全国平均で月額33,000円ほどかかります。

現状の日本では、フリースクール利用者への補助金制度はありません。家庭にとって経済的な負担が大きくなっているのが現状です。

都道府県によっては、補助金を用意している場合もあります。ただ、福井県では、フリースクールへの具体的な支援策や補助金の導入については、まだ正式に決まっていません。

参照・参考:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」平成27年8月5日

フリースクールの欠点は何ですか?

主な欠点は以下のとおりです。

  • 費用が発生する
  • 学校の出席日数として認められない場合がある
  • 教育内容が必ずしも高いレベルではないことがある
  • 社会性を身につけにくい環境である場合がある
  • 高校卒業の資格を取得できない
  • フリースクールの数自体が少なく、選択肢が限られている

フリースクールにはどんな子どもが通う?

フリースクールは、何らかの理由で学校に通えなくなった、または通わなくなったお子さんたちが、学校に代わる学びの場として利用する施設です。

主に、不登校のお子さんや引きこもりのお子さん、身体的・精神的な障害を持つお子さんたちを受け入れ、居場所を提供しています。

まとめ

今回は、福井県内でおすすめのフリースクールについてご紹介しました。

福井県には、さまざまな理由で学校に通えなくなったり、通わない選択をしたりした子どもたちをサポートするフリースクールが存在しています。

これらの施設は、学校生活に馴染めない子どもたちが安心して過ごせる新しい居場所として、重要な役割を担っている状況です。

ただし、フリースクールに通い始めると、元の学校に戻るのが難しくなることもあります。そのため、利用を検討する際は、家族で慎重に話し合い、判断することが大切です。

まずは、現在通っている学校への復帰を試み、その上でフリースクールを選択肢の一つとして考えることをおすすめします。不登校が深刻な状況でも、適切な支援を受けることで、改善の糸口が見つかる場合もあります。

この記事で紹介した福井県内のフリースクールを参考にしながら、お子さんに合った最適な選択肢を見つけてみてください。

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