2024年07月11日

北海道でおすすめのフリースクール6選!特徴の比較と選び方のポイント・フリースクールを利用する際の注意点も解説

北海道でおすすめのフリースクール6選!特徴の比較と選び方のポイント・フリースクールを利用する際の注意点も解説

「北海道でフリースクールに通うならばおすすめはどこ?」
「北海道のフリースクールに通う際の注意点は?」

北海道では、年々不登校のお子さんが増加傾向にあります。

実際に発表されているデータを見ると、北海道の令和4年度における公立小・中学校の不登校児童生徒数は小学校で3,713人・中学校で8,463人です。これは、前年度比で合計1,712人増加している状況です。

北海道全体で不登校のお子さんへの取り組みが進む中で、フリースクールの数も増加しています。

この記事では、北海道でおすすめのフリースクールを6校ご紹介します。それぞれのフリースクールの特徴や選び方、利用する際の注意点についても解説していますので、北海道でのフリースクール選びの参考にしてください。

参照・参考:北海道教育委員会「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(北海道)」

学校や社会への復帰を目指すなら…

フリースクールは、お子さんが無理なく過ごせる居場所を提供することに重点を置いていますが、学校への再登校を目指すものではありません。そのため、一般的な社会生活とは異なる環境に慣れてしまうと、社会復帰が難しくなることがあります。

親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、不登校支援サービス「スダチ」の利用をおすすめします。復学支援サービスのスダチは、不登校の根本原因に取り組み、平均3週間で自発的な再登校を実現しています。

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北海道におけるフリースクールの現状と動向

北海道では、フリースクールの重要性はますます高まっており、多くの家庭や教育関係者が関心を寄せています。進行する不登校問題に対応すべく、札幌市や函館市などを中心にフリースクールが数多く設置されている現状です。

北海道にあるフリースクールとしては、主に以下のような種類があります。

オルタナティブ教育型従来の学校教育に代わる、新しい教育方法を提供するスクール
専門教育型特定の分野(アート、スポーツ、テクノロジーなど)に特化した教育を行うスクール
サポート型不登校や学習障害を持つお子さんたちをサポートするスクール

また、北海道に場所を構えるフリースクール約20団体が加盟するネットワーク「NPO法人 北海道フリースクール等ネットワーク」も設置されており、講演会や教育フォーラム、不登校相談会などが積極的に開催されている状況です。

そのほか、北海道内では、自治体によるフリースクールへの支援が少しずつ拡充されてきているのも特徴の一つです。補助金や助成金の提供、フリースクールの運営に関するサポートなど、公的支援が増えてきています。

参照・参考:NPO法人 北海道フリースクール等ネットワーク

フリースクールはどのようなところなのか、以下の記事で解説しています。

北海道のフリースクール選びのポイント

子どもが安心して過ごせるか

不登校のお子さんたちの中には、学校でのつらい経験から自己肯定感が低下しているお子さんも多くいます。安心して過ごせる場所で自己肯定感を高め、自信を取り戻すことで、次のステップに進む意欲が湧いてきます。

不登校やひきこもりから抜け出すためには、お子さんが安心して過ごせる環境が非常に重要です。フリースクールを見学し、お子さんたちの表情やスタッフの雰囲気を確認して、安心して過ごせる場所であるかどうかを確かめましょう。

サポート体制が子どもに合っているか

お子さんによって必要なサポートは異なるため、希望するサポートが受けられる体制が整っているかどうかを確認することが重要です。

例えば、個別カウンセリングが受けられるか、外出が難しい場合に自宅訪問が可能か、出席認定のために学校と連携しているかなどを確認しておきましょう。

通学しやすいか

気になるフリースクールが見つかった場合でも、通学距離が長く時間がかかると、お子さんが負担に感じて通わなくなる可能性があります。

そのため、通学のしやすさを確認することが重要です。通学距離や時間だけでなく、公共交通機関を利用する場合は、利用時間帯の混雑状況や街の雰囲気もチェックしましょう。

北海道のフリースクールおすすめ6選

北海道でおすすめのフリースクールを6つ厳選してご紹介します。

スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】

  • 不登校の問題を根本的に解決したい方
  • 今の学校へ再登校してほしい方

スダチは、1日も早く不登校を解決したいお子さんにおすすめの不登校支援サービスです。

スダチの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性不登校を根本的に解決するためのサービスを提供
費用親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中
住所オンラインサービス
公式HPhttps://sudachi.support/
事例・実績https://sudachi.support/case

スダチの特徴

再登校や社会復帰を目指している方におすすめの復学支援サービス「スダチ」をご紹介します。

スダチは、不登校のお子さんたちが学校に戻るのをサポートする専門サービスで、平均して3週間で再登校を実現しています。その効果により、多くの親御さんから信頼を得ています。オンラインサービスなので、北海道のどの地域からでも簡単に利用できるのも魅力です。

スダチの特徴は、お子さん本人ではなく親御さんを通じてサポートを行う点です。これにより、不登校の根本原因にアプローチし、問題の解決を目指します。支援を受ける中で、お子さんの自己肯定感が高まり、自らの意志で再登校する力が育まれるのもスダチの大きな特徴です。

無料相談では、お子さんの現状を詳しく伺い、再登校に向けた具体的な方法を提案します。

「現在の子どもの状況から、フリースクール以外の選択肢も考えたい」とお悩みの方には、お子さんの状況に合わせた適切なアドバイスを提供します。

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フリースクール札幌自由が丘学園【札幌市】

【フリースクール札幌自由が丘学園がおすすめの人】

  • 不登校でも勉強したい・友だちがほしいお子さん
  • 札幌市近郊に住んでいる方

フリースクール札幌自由が丘学園では、お子さんのステップアップのためのチャレンジ精神を尊重しています。

フリースクール札幌自由が丘学園の基本情報

対象年齢小学生
中学生
特性水泳やスキー、宿泊学習や学園祭などの行事も開催
費用要問合せ
住所〒060-0908 札幌市東区北8条東1丁目3-10
公式HPhttps://www.sapporo-jg.com/free-school/
事例・実績

フリースクール札幌自由が丘学園の特徴

学校には行きたくないけれど、実際は勉強したいし友だちとも遊びたい、そんなお子さんの気持ちに寄り添い、お互いを尊重し合える人間関係を育む学校です。お子さんの成長のための挑戦やチャレンジ精神も大切にしています。

また、JRや地下鉄でのアクセスも良好で、札幌駅の近くに校舎があるのも大きな特徴です。

星槎国際札幌北 フリースクール星の教室【札幌市】

【星槎国際札幌北 フリースクール星の教室がおすすめの人】

  • まずは週1日から試しに通ってみたいお子さん
  • お子さんのペースで自由に成長を目指したい方

星槎国際札幌北 フリースクール星の教室では、一人ひとりのお子さんが自分を全てまるごと「自分らしい」と感じる場を提供しています。

星槎国際札幌北 フリースクール星の教室の基本情報

対象年齢小学4年生〜中学3年生
特性同法人が全日制中学校「星槎もみじ中学校」も運営
費用要問合せ
住所〒001-0011 札幌市北区北11条西4丁目2-3
公式HPhttps://seisa.ed.jp/sappkita/freeschool/
事例・実績

星槎国際札幌北 フリースクール星の教室の特徴

星槎国際札幌北フリースクール「星の教室」は、北海道大学の最寄りである地下鉄北12条駅の近くに位置するフリースクールです。週に1日から通うことができるため、お子さんの状況に合わせて通学日数を調整できるのが魅力です。

さらに、同じ法人が運営する全日制中学校「星槎もみじ中学校」の入試対策も実施しています。

NPO法人フリースクールそら【札幌市】

【NPO法人フリースクールそらがおすすめの人】

  • 居心地の良さ、安心して過ごせる居場所にこだわりたい方
  • 自分の好きなカリキュラムで勉強・体験を積み重ねたいお子さん

NPO法人フリースクールそらは、お子さんの悩みを受け止め、一緒に育つ応援をすることを目的としたフリースクールです。

NPO法人フリースクールそらの基本情報

対象年齢小学生
中学生
特性お子さまの意思を尊重すべく、カリキュラムを一緒に作り上げる
費用入会金:10,000円
【厚別教室】
単発チケット制(8枚綴り):12,000円
【南区教室】
単発チケット制(3枚綴り):4,500円        
暖房・維持費:2,000円(10月~3月まで)
住所〒004-0054 札幌市厚別区厚別中央4条4丁目1-21
公式HPhttps://fs-soracom.wixsite.com/sora
事例・実績

NPO法人フリースクールそらの特徴

NPO法人フリースクールそらでは、以下の3つの理念を大切にしています。

  • お子さんたちが主体であること
  • 活動を通じて自分と他者を尊重し合うこと
  • お子さんも親御さんも安心して自分らしくいられること

お子さんたちの意見を尊重し、一緒に作成した自由活動カリキュラムに基づいて活動しています。これにより、お子さんたちは自分の気持ちを大切にしながら利用できます。

函館圏フリースクールすまいる【函館市】

【函館圏フリースクールすまいるがおすすめの人】

  • いつか学校に通えるようになりたいと考えているお子さん
  • 函館市に住んでいる方

函館圏フリースクールすまいるでは、お子さんの「学ぶ場」の選択肢を増やすことを目的としています。

函館圏フリースクールすまいるの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性学校に行かないことで感じる不安を解消するために、学びの多様性を感じてもらうことを目指している
費用要問合せ
住所〒040-0001 北海道函館市五稜郭町25-6
公式HPhttps://hakodate-smile.jimdofree.com/
事例・実績

函館圏フリースクールすまいるの特徴

自主的な活動を支援する「フリースペース」や、個別の学習サポートを提供する「まなびやすまいる」など、お子さんの目的に応じたさまざまな活動を行っています。

Webサイトでは、不登校に対する考え方や民間施設ガイドラインに沿った運営状況について詳しく説明しており、丁寧な情報提供が特徴です。

びえいベース【上川郡】

【びえいベースがおすすめの人】

  • お子さんの様子や困っていること、悩んでいることを相談したい方
  • 美瑛町近郊にお住まいの方

びえいベースは、北海道のほぼ真ん中、人口1万人弱の小さな町、美瑛町のフリースクール&カウンセリングスペースです。

びえいベースの基本情報

対象年齢小学生
中学生
特性お子さんと親御さん双方へのサポートを提供
費用要問合せ
住所〒071-0207 北海道上川郡美瑛町中町2丁目3−21
公式HPhttps://manabiyabiei.com/bieibase/
事例・実績

びえいベースの特徴

「学校に通うことが学びのすべてではない」という理念のもと、学校に通うのが難しいお子さんが安心して集団生活を送れる場を提供しています。都市部と比べて教育支援施設が少ない美瑛町でも、学校が苦手なお子さんが安心して通えるフリースクールです。

北海道のフリースクールを利用する際の注意点

再登校までのハードルを増やしてしまうおそれがある

フリースクールは施設ごとに方針が異なります。多くの施設は、再登校や社会復帰を目指すというよりも、お子さんが無理なく過ごせる居場所を提供することを目的としています。そのため、自由な時間に通って、ゲームなど好きなことをして過ごせる環境になっており、通常の学校生活や就職後の生活とは大きく異なります。

このような環境に慣れてしまうと、元の学校に戻る際に大きな負担を感じ、再び不登校になる可能性があります。また、フリースクールを利用して再登校を目指す場合、新しい環境に慣れること、その後再び学校に慣れることと、再登校までに乗り越えるハードルが増えてしまいます。

これらの点を考慮すると、再登校を目指している場合、フリースクールの利用はあまりおすすめできません。

経済的な負担が大きくなる

フリースクールに通わせることは、親にとって経済的な負担が大きくなります。特に公立学校に通っていた場合は、費用が少ない分、急に負担が増えたように感じるでしょう。「通わせたいけれど、金銭的に無理」という家庭も少なくありません。

文部科学省が平成27年に実施した調査「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」によると、全国のフリースクールの月々の平均費用は約33,000円です。

詳細を見ると、月々の費用が10,000~30,000円の施設が約38%、30,000~50,000円の施設が約36%を占めています。

参照・参考:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査の結果(概要)」

フリースクールの生活に慣れてしまうと、前述のとおり、学校や社会復帰のハードルが高くなり、この先もお子さんのペースに合わせてくれてお子さんが所属しやすい支援先を利用していくことになります。

そうなると親御さんは、この先ずっとお子さんへ費用を負担していくことになるでしょう。

それならば、お子さんの不登校を解決する支援先を利用して、不登校を根本解決し、お子さんの社会復帰を目指す方が経済的な負担は少ないです。

お子さんも学校、社会復帰ができるため、将来の選択肢が広がり、幸せな社会生活を送られるでしょう。

スダチであれば、平均3週間で不登校を根本解決し、お子さん自らが再登校を果たしています。一時的な負担で解決していけるのが大きな利点です。

無料相談では、お子さんの現状や親御さんの悩みを聞いてもらえて、この先何をすればいいのかをお話ししてもらえます。

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元の学校で出席扱いにならない可能性がある

フリースクールに通っても、元の学校では出席扱いにならない場合があります。文部科学省が定める要件を満たすフリースクールであれば、在籍している学校で出席扱いになるという制度は1992年から存在します。

しかし、最終的には在籍する学校の校長が判断するため、認められなければ出席扱いにはなりません。「学校での出席扱いになるから通わせる」と考える場合、そうならない可能性もあることを念頭に置いておく必要があります。

また、この先の高校受験を視野に入れて「出席扱い」について気にされる親御さんが多いです。一般的な全日制公立高校の受験では、「1年間の欠席日数が30日を超えていると、受験の際に審議の対象となる」としているためです。

ただ、高校受験では合否を決める際、出席日数だけでなく以下の点も見られます。

  • 当日のテストの点数
  • 内申書の内申点

内申点は、各教科の成績を5段階で評価したものです。学校へ通えていなくて授業を受けられていないと、当然ながら内申点は0点です。これは、フリースクールで出席日数を確保していたとしてもです。

実際に不登校YouTuberのゆたぼんさんは、フリースクールで出席日数を確保しながら地元の全日制公立高校を受験したものの、不合格となっています。動画からは、受験勉強も十分に対策している様子でした。これを踏まえるとやはり内申点が問題となり不合格につながったと想定できます。

北海道のフリースクールを検討している親御さんからよくある質問

北海道のフリースクールが抱える問題点は?

主な問題点・デメリットは以下のとおりです。

  • 決して安くはない費用がかかる
  • 出席扱いになるとは限らない
  • 学習レベルが低いことがある
  • 社会性が学びにくい
  • 高校卒業資格が得られない
  • フリースクール自体の数が少ない

フリースクールでは、一般的な学校のカリキュラムに比べて自由度が高い一方で、標準的な学習内容が十分にカバーされないことがあります。そのため、学力面での不安が生じるかもしれません。

生活保護制度の利用中にフリースクールに通う費用は教育扶助の対象となる?

基本的に、教育扶助の対象となるのは公立学校や認可された私立学校に通うための費用です。フリースクールは必ずしも公立や認可私立学校と同じ扱いを受けるわけではなく、教育扶助の対象外となることが多いです。

ただし、フリースクールへの通学が必要不可欠と認められる場合、特別なケースとして支援が受けられることもあります。例えば、医師の診断書や専門家の意見書を提出し、自治体に特別支援を申請することが考えられます。ただし、これも全てのケースで認められるわけではないため、個別の状況に応じた対応が必要です。

まとめ

今回は、北海道でおすすめのフリースクールをご紹介しました。

北海道には、様々な理由で学校に通えなくなったり、通わないことを選んだりしたお子さんたちのためのフリースクールがたくさんあります。これらのフリースクールは、学校が合わないお子さんたちにとって、新しい居場所となる役割を果たしています。

しかし、フリースクールに通うことで、一般的な学校へ戻るのが難しくなったり、長期間にわたってフリースクールの費用を負担しなければならなかったり、進学の選択肢が限られたりすることもありますので注意が必要です。

おすすめの方法としては、まず現在通っている学校に再登校を試みて、その後でフリースクールに通うかどうかを決めることです。本記事で紹介した北海道のおすすめフリースクールや、再登校をサポートする施設を参考にして、お子さんに最適な選択肢を見つけてください。

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