2024年10月31日
高知県でおすすめのフリースクール5選!特徴や料金の比較と選び方・通うメリット・注意点も解説
「高知県でおすすめのフリースクールはどこか?」
「フリースクールを選ぶ際のポイントは?そもそも通わせることが適切か?」
お子さんが不登校となったとき、社会のなかでの居場所としてフリースクールを検討するご家庭が多いです。
高知県でも、不登校のお子さんが増加している現状に対応し、さまざまなフリースクールが設立されています。
そのため、どんな観点でフリースクールを選べば良いのか迷うかもしれません。
この記事では、高知県内でおすすめのフリースクールを5つ紹介し、それぞれの特徴、選び方のポイント、利用する際の注意点などについて詳しく解説しています。フリースクール選びの参考にしていただければと思います。
学校や社会への復帰を考えている場合….
フリースクールは、お子さんが安心して過ごせる場所を提供しますが、必ずしも学校復帰を目指す支援が中心ではありません。そのため、長期間利用することで、逆に学校や社会に戻るのが難しくなるケースもあります。
もし、親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、復学支援サービス「スダチ」を検討してみてください。このサービスでは、不登校の原因をしっかりと分析し、平均3週間以内に自発的に学校復帰できるようサポートを行っています。
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目次
高知県における不登校とフリースクールの現状
令和4年度の高知県内の不登校のお子さんは次のとおりです。
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
不登校の子ども | 469人 | 994人 | 292人 |
全体の生徒数 | 30,993人 | 16,588人 | 17,191人 |
1,000人あたりの不登校の生徒数を全国と比較してみると次のとおりです。
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
高知県 | 15.1人 | 59.9人 | 30.7人 |
全国 | 17.0人 | 59.8人 | 31.7人 |
全国とほとんど大差がないため、高知県でも不登校の子どもへの支援が求められています。
そこで高知県では、個々の児童・生徒の状況や問題に応じた支援が重要と考え、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)の配置を進め、支援体制の強化を図ってきました。
その結果、フリースクールを含む学校内外の相談・指導機関で支援を受けている不登校の児童・生徒の割合が全国平均よりも高い状況にあります。
また、各学校で開かれる校内支援会でも、SCやSSWの専門的な知見を活かした支援策の検討が行われるようになっています。
参照・参考:高知県教育委員会事務局 人権教育・児童生徒課「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の結果について」
高知県のフリースクールの選び方
立地や通いやすさ
フリースクールを選ぶ際には、まずアクセスの良さや立地条件を重視することが大切です。自宅からの距離や通学手段がお子さんにとって負担にならないかをしっかり確認しましょう。
不登校の経験があるお子さんにとっては、通学そのものが大きなハードルとなることもあるため、負担なく通える場所を選ぶことが重要です。公共交通機関の利用が難しい場合、自転車や徒歩で通える距離にあるか、または親が送迎できるかどうかも検討しておくと良いでしょう。
さらに、通学路が安全か、通学中にストレスを感じる要素がないかも確認し、お子さんが安心して通える環境を選ぶことがポイントです。これらを考慮し、子どもに合ったフリースクールを見つけてあげましょう。
カリキュラムや教育方針
次に確認すべきポイントは、フリースクールのプログラム内容や教育方針です。各スクールはそれぞれ異なるカリキュラムを提供しており、内容も大きく異なります。
お子さんの興味や学び方に合ったプログラムがあるかを確認することが重要です。例えば、アートや音楽、スポーツに力を入れているスクールもあれば、学問に重きを置いているところもあります。
また、自由な環境を好むお子さんもいれば、規律やルールがある方が安心できるお子さんもいるため、お子さんの性格やニーズに合わせたスクール選びが、長期的な学びの成果につながります。加えて、フリースクールの教育方針が親の価値観と一致しているかも確認し、お子さんが安心して成長できる環境を選ぶようにしましょう。
フリースクールのカリキュラムや、どんな1日を過ごすのかについては、次の記事で解説しました。参考にしてください。
費用やサポート体制
フリースクールを選ぶ際には、費用やサポート体制もしっかり確認する必要があります。
一般的な学校とは異なり、フリースクールは塾のように安くはない授業料がかかります。さらに教材費やイベント参加費が追加される場合があります。家計に負担がかからず、無理なく通い続けられるかを確認することが大切です。
また、フリースクールによっては、学習支援だけでなく、心理的サポートや保護者向けの相談サービスを提供しているところもあります。お子さんだけでなく、親御さんもサポートを受けられる体制が整っているかどうかを確認しましょう。不登校の問題は親御さんにとっても大きなストレスとなるため、相談できる窓口があると安心です。
高知県のフリースクールおすすめ5選
高知県でおすすめのフリースクールを5つ厳選してご紹介します。
スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】
- 不登校の問題を根本的に解決したい方
- 今の学校へ再登校してほしい方
フリースクールではありませんが、不登校の解決に向けた支援先として「スダチ」をご紹介します。スダチは、不登校の早期改善を目指すお子さんに特化したサポートサービスで、特に効果的な支援を提供しています。
スダチの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供 |
費用 | 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 |
住所 | オンラインサービス |
公式HP | https://sudachi.support/ |
事例・実績 | https://sudachi.support/case |
スダチの特徴
学校復帰や将来の社会生活を見据えている方に、復学支援サービス「スダチ」をご案内します。
「スダチ」は、不登校のお子さんが再び学校に通えるようにサポートする専門サービスで、平均して3週間以内での復学が可能です。多くの親御さんから信頼されており、オンライン対応のため、高知県内どこからでも簡単に利用できるのが大きな特徴です。
このサービスは、親御さんを通してお子さんを支援するアプローチを採用しています。毎日、保護者からお子さんの様子を聞き、その情報をもとに適切な対応方法や声かけのアドバイスを提供します。このプロセスを通じて、親子の信頼関係が築かれ、お子さんの自己肯定感を徐々に高めていくのです。
自己肯定感が低いお子さんは、学校での問題に対処できず、不登校になるケースが多いです。しかし、自己肯定感が育つことで「自分なら乗り越えられる」という前向きな意識が芽生え、自発的に学校に通おうとするようになります。
「不登校を根本から解決したい」「フリースクール以外のアプローチを試したい」とお考えの方は、まず無料相談をご利用ください。お子さんの状況に合った具体的な解決策を提案してもらえます。
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フリースクール ウィン|高知市

【フリースクール ウィンがおすすめの人】
- お子さんのペースで学びを進めてほしい親御さん
- 高知市のお近くにお住まいのご家庭
ウィンは、一人ひとりのペースに合わせた個別の学習指導を行っているフリースクールです。
フリースクール ウィンの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 学習以外にもさまざまな活動を行い、心の安定と自信の回復を目指す |
費用 | 【入学金】 小学部:20,000円 中学部:20,000円 高校(一般)部:20,000円 【月謝】 小学部:30,000円 中学部:30,000円 高校(一般)部:30,000円 |
住所 | 〒781-8010 高知県高知市桟橋通3丁目26−29 港ビル 1F |
公式HP | https://study.free-win.jp/ |
事例・実績 | – |
フリースクール ウィンの特徴
フリースクールウィンは、不登校や高校中退など、さまざまな事情を抱えたお子さんたちに新たな学びの場を提供することを目指しているフリースクールです。お子さん一人ひとりの個性やペースを尊重し、個別にサポートする指導を行っています。
また、幅広い活動を通じて、お子さんたちが心の安定を取り戻し、自信を持てるよう支援しながら、自主性や社会性、協調性を養うプログラムも実施しています。お子さんの視点に立って共に学び育つ「共育」の理念を大切にしているのが特徴です。
東川塾 昼間部(フリースクール)コース|高知市

【東川塾がおすすめの人】
- 「受験をしたい」「勉強がしたい」と思っているお子さん
- 現在、通信制高校に通っているお子さん
東川塾は、受験に特化したフリースクールです。
東川塾の基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 2018年4月より開設で、比較的新しいフリースクール |
費用 | 要問合せ |
住所 | 〒780-0901 高知県高知市上町5丁目5−31 |
公式HP | https://www.higashikawajuku.jp/acces.html |
事例・実績 | – |
東川塾の特徴
東川塾の昼間部(フリースクール)コースは、何らかの理由で学校に通えないものの、受験を目指す意欲のあるお子さんたちに学習支援を提供しています。
2018年に開設されたばかりの新しいコースですが、お子さんたちと保護者の希望に応えられる、温かみのあるアットホームな環境を目指して運営しています。
マイルストーンゼミナール|高知市

【マイルストーンゼミナールがおすすめの人】
- 勉強だけでなく農作業などの体験にも興味があるお子さん
- 高知市のお近くにお住まいで送り迎えが可能なご家庭
マイルストーンゼミナールでは、ご家族とともにお子さんに寄り添い、より良き道を探しながら確かな成長へと育んでいます。
マイルストーンゼミナールの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 |
特性 | 基礎学力を獲得する補習塾を用意 |
費用 | 入塾金(事務費・用紙代等を含む) 全コース:12,000円 ※2年目以降は更新料6,000円が必要 スマイルストーン(フリースクール)小学1年~中学3年 1回の活動時間(3時間30分):2,500円 その他、詳細は公式HPを参照 |
住所 | 〒781-5103 高知市大津乙1056-4 |
公式HP | https://milestone-s.com/ |
事例・実績 | – |
マイルストーンゼミナールの特徴
マイルストーンゼミナールでは、フリースクールと補習塾の2つのコースを提供しています。学校に通うのが難しくなったお子さんたちが、体験活動や学習を通じて、心のエネルギーを充実させる場です。
「マイルストーンゼミナール」の名称にある「マイルストーン」は、欧米で道路や鉄道の距離を示す標識を指し、1マイル(約1.6km)ごとに石を置いて距離の目印としたことが由来です。この名前には、最終目標に向けて着実に中間目標を設定し、確実に進んでいく姿勢を表現しています。
とき自由学校|吾川郡

【とき自由学校がおすすめの人】
- 自然での体験活動を受けさせたいご家庭
- 高知県吾川郡のお近くにお住まいのご家庭
とき自由学校は、自然の中での体験学習を中心とし、自分で考え、自分で決め、行動するお子さんたちが育つフリースクールです。
とき自由学校の基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 2019年4月に開校 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 〒781-2141 高知県吾川郡いの町 勝賀瀬4387(旧勝賀瀬小学校) |
公式HP | https://tosajiyu.jp/ |
事例・実績 | – |
とき自由学校の特徴
とき自由学校は、お子さんたちが自ら学び成長する力を信じ、その力を最大限に引き出すサポートを行うフリースクールです。個々の個性や多様性を尊重し、お子さんたちが自分でやりたいことを決め、実行できる環境を提供しています。
高知県の豊かな自然環境(川、森、海)を学びの場として活用し、他者への思いやりや物事への想像力、共感力を育てていくことが可能です。自然体験を通じた実践的な学びを重視し、お子さんたちの健やかな成長をサポートする場を提供しています。
高知県のフリースクールに通うメリット
自分のペースで通える居場所ができる
お子さんにとって、家庭と学校は日常生活の大半を占める大切な居場所です。そのため、不登校になると家庭以外に安心できる場所がなくなり、社会とのつながりが感じられず、不安定になりがちです。
そんな時に、フリースクールのような「第3の居場所」を持つことが、お子さんにとって大きな支えとなります。フリースクールは、お子さんが自分のペースで通える柔軟な環境を提供しており、無理なく続けることで、安心できる居場所として機能していきます。
初めは落ち着かないと感じるかもしれませんが、通い続けることで徐々に慣れ、次第に自分の居場所として感じられるようになるでしょう。
安心できる環境が整っている
フリースクールは、お子さんたちが安心して過ごせる場所を提供しています。学校のような厳しい規律やルールが少なく、お子さんが自分のペースで活動できるのが特徴です。また、スタッフや先生がお子さん一人ひとりに寄り添い、心のサポートも行っています。
高知県のフリースクールに通う際の注意点
進学先・将来の選択肢が狭まってしまうおそれがある
フリースクールに通うことが在籍している学校の校長から正式に認められると、その通学日数が学校の出席日数として認められる場合があります。
この制度を利用するために、フリースクールを検討しているかもしれません。ここで気をつけたいことは、フリースクールでの活動は出席日数にカウントされるだけで、内申点は付与されない点です。
お子さんは学校の授業やテストには参加していないため、内申点は0点のままです。
全日制高校では、出席日数に加え、内申点も評価の対象となるため、フリースクールに通ったとしても、進学の選択肢は限られてしまいます。
他にも、フリースクールの自由な環境は、一般的な学校や社会生活と大きく異なります。この生活に慣れてしまうと、いざ学校復帰した際、大きなギャップとストレスを感じ、再び学校へ行けなくなるお子さんが多いのも実情です。
今親御さんがフリースクールの利用を検討しているのは、お子さんの幸せな将来を考えているからこそでしょう。お子さんにとっての本当に幸せな道は、限られた居場所で過ごすのではなく、さまざまな選択肢のなかからやりたいことを見つけ、それに向かって進んでいくことかもしれません。
お子さんらしい姿で、将来幸せに過ごしてほしいというときには、学校復帰も選択肢としてご検討ください。スダチなどの支援機関では、不登校を根本解決したうえで、お子さんが主体的に再登校を果たしています。
元の学校に今まで通り通えるようになれば、それだけ選択肢が広がります。
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経済的負担がかかる
フリースクールに通わせることは、親御さんにとって大きな経済的負担となります。
平成27年に文部科学省が実施した「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」によれば、全国のフリースクールの月額平均費用は約33,000円です。
また、フリースクールだけでは、学習が遅れてしまうケースがほとんどのため、不登校生徒向けの塾や家庭教師を利用しているご家庭も多いです。
これを含めると、月の負担額は5〜10万円となります。
特に、もともと費用のかからない公立学校に通っていたお子さんの場合、その差額が大きく感じられ、負担が一気に増えることがあります。
「通わせたいけれど、経済的に難しい」という家庭も少なくなく、その負担の重さが課題となっています。
参照・参考:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」平成27年8月5日
高知県のフリースクールを検討中の親御さんからよくある質問
高知は不登校の子どもが多い県ですか?
高知県教育委員会は、2021年度における児童生徒の問題行動や不登校に関する調査結果を発表しました。それによると、30日以上連続で欠席した不登校の小中学生の数は合計で1,508人となり、前年度から270人増加し、過去最多となりました。
この調査は、県内の国公私立の小中高校および特別支援学校の計363校を対象に行われました。
不登校の児童生徒数の内訳は、小学生が465人(前年度比88人増)、中学生が1,043人(182人増)、高校生が303人(増減なし)となっています。1,000人当たりの割合で見ると、小学校では14.8人、中学校では61.2人、高校では18人で、いずれも全国平均を上回る数値でした。文部科学省の発表によると、中学校における1,000人当たりの不登校生徒数は、高知県が2年連続で全国最多という結果でした。
このように、高知県では、2022年における中学生の不登校数が全国最多でしたが、現在は減少傾向にあります。
参照・参考:朝日新聞デジタル「中学生の不登校、1千人あたりで全国最多 高知県、2年連続」2022年10月28日
フリースクールの入学条件は?
フリースクールでは、通常、入学試験を実施せず、特定の学歴や資格を求めることもありません。これは、学びのハードルをできるだけ低くし、すべての子どもたちが気軽に学べる環境を提供することを目指しているためです。
フリースクールにはどんな子どもが通っている?
フリースクールは、不登校や引きこもり、軽度の発達障害、身体障害、知的障害など、様々な事情を抱えるお子さんたちを受け入れ、学べる環境を提供しています。
まとめ
今回は、高知県内でおすすめのフリースクールについてご紹介しました。
高知県には、さまざまな理由で学校に通えなくなったり、通学を選ばなかったりしたお子さんたちを支援するフリースクールが多く存在しています。これらの施設は、学校生活に馴染めない子どもたちにとって、安心して過ごせる新たな居場所として重要な役割を果たしています。
ただし、フリースクールに通い始めると、元の学校に戻ることが難しくなる場合もあります。そのため、利用を検討する際には、ご家族で慎重に話し合い判断することが必要です。
まずは、現在在籍している学校への復帰を試み、その上でフリースクールを一つの選択肢として考えることをおすすめします。不登校が深刻な場合でも、適切なサポートを受けることで、解決の糸口が見つかることがあります。
この記事で紹介した高知県内のフリースクールを参考に、お子さんに最も適した選択肢を見つけてください。
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