2024年05月28日
京都府のフリースクールおすすめ6選!特徴や費用の比較・選び方・利用時の注意点も解説
「京都府でおすすめのフリースクールはどこ?」
「京都でフリースクールを利用したいがどのように選べばいい?」
不登校や引きこもりの問題を抱えるお子さんにとって、「第二の居場所」として利用できるのがフリースクールです。フリースクールでは、カリキュラムや学習方法が自由で、お子さんのさまざまな状況に対応してくれることから、利用を検討されているかもしれません。
この記事では、京都府でおすすめのフリースクールを6校紹介します。それぞれのフリースクールの特徴、選び方、利用する際の注意点も解説していますので、フリースクール選びの参考になれば幸いです。
学校復帰やこの先の社会復帰を目指しているのなら…
フリースクールは、学校への再登校を目指すのではなく、お子さんが無理なく過ごせる居場所の提供を重視しています。ただし、一般的な社会生活と異なる環境なので、慣れてしまうと社会復帰が難しくなることがあります。
親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、不登校支援サービス「スダチ」の利用をおすすめします。復学支援サービスのスダチでは、不登校の根本原因を解決し、お子さんは平均3週間で主体的な再登校を実現しています。
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目次
フリースクールの基本情報
フリースクールとは、さまざまな事情で学校に行けなくなったお子さんのための、学校の代わりとなる場所です。学校の代わりといっても民間の教育機関であり、文部科学省の認定は受けていません。
お子さんの状況に合わせた学習や生活の場を提供し、安心して過ごせる居場所を作っています。運営元は、NPO法人、ボランティア団体、個人経営など様々で、運営団体によって支援方針、活動内容、費用などが異なります。
フリースクールの役割
フリースクールには大きく分けて3つの支援方針があります。
- 学習面の支援:勉強の遅れを取り戻すための支援
- 生活面の支援:生活リズムを整えるための支援
- 個性面の支援:子どものやりたいことや個性を伸ばすための支援
ただし、フリースクールには法的な設置要件がなく、教員免許なども必要ありません。そのため、教育への理解や知識がない人が指導するケースもあります。
利用する際は、施設の運営体制や指導員が信頼できるかをしっかりと確認しましょう。
フリースクールでの過ごし方
多くのフリースクールでは、登校時間が通常の学校より遅く、9:30から10:00の間に設定されています。これは、お子さんたちの体調や生活リズムに合わせて柔軟に対応するためで、中にはお昼前に登校するお子さんもいます。
好きな授業の時に行って好きな時間に帰れるようなケースも多く、「遅刻や早退、欠席」という概念がありません。
昼食については給食を提供していないフリースクールが多いため、お子さんはお弁当を持参するか、外で購入します。お子さんとスタッフが一緒に昼食を作る場合もあり、お子さんの自立心や社会性を育む機会を提供しています。
授業内容に関しては公立学校のような標準的な「学習指導要領」に基づいていないため、各フリースクールが独自のカリキュラムを設計します。お子さんとスタッフが協議を重ね、何を学ぶか決定し、それに基づいて時間割を作成することも多いです。
フリースクールがどんな場所なのか?は、以下の記事で詳細を解説しています。合わせてご確認ください。
京都のフリースクールの選び方
公式HPをチェックし資料請求を行う
まずインターネットで自宅から通いやすい地域のスクールを検索してみましょう。見つけたスクールのホームページを確認し、プログラム内容やサポート体制についての資料を請求すると良いでしょう。
このときのチェックポイントは、次のとおりです。
- 不登校生への対応実績
- 年間の活動スケジュール
- 日常の過ごし方
- イベントの開催頻度
- 資格やスキルの取得支援の有無
- 地元の学校との連携状況や出席扱いになるかどうか など
これらの情報を基に、お子さんのニーズに合ったスクールを選ぶことが重要です。
施設スタッフと面談を行う
候補を絞った後は、実際に施設を訪れてスタッフとの面談を行いましょう。ほとんどの施設では無料相談が提供されています。
訪問時には、施設の説明が十分かどうか、子どもへの接し方に問題がないか、施設の雰囲気や在籍するお子さんの様子を注意深く観察しましょう。これらのポイントをしっかり確認すれば、安心してお子さんを預けられるかどうかを判断できます。
子どもに合っているか確認する
実際にフリースクールに通うのはお子さんなので、複数の施設を比較して、どれが最もお子さんに適しているかを判断しましょう。可能ならば体験入学を利用して、施設の雰囲気や在籍する生徒層、通学の距離感を確かめ、その上でお子さんの意見も聞きます。
親子でしっかりと話し合い、決定しましょう。親御さんの一方的な決定はお子さんの通学意欲を低下させることがあるため、注意が必要です。また、親子関係に問題がある場合は、フリースクールのスタッフに相談し、問題解決のサポートを依頼することも検討しましょう。
京都のフリースクールおすすめ6選
京都府でおすすめのフリースクールを6つ厳選してご紹介します。
スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】
- 不登校の問題を根本的に解決したい方
- 今の学校へ再登校してほしい方
1日も早く不登校を解決したいお子さんにおすすめの不登校支援サービスです。
スダチの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供 |
費用 | 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 |
住所 | オンラインサービス |
公式HP | https://sudachi.support/ |
事例・実績 | https://sudachi.support/case |
スダチの特徴
学校への再登校や社会復帰を目指す方に向けて、復学支援サービスを紹介します。
スダチは、不登校のお子さんが現在の学校に戻ることを目的とした専門サービスです。ここでは、平均3週間で再登校を実現しています。
お子さんに直接介入するのではなく、親御さんを通じてサポートを行います。これにより、不登校の根本的な原因に取り組み、解決を目指しています。また、支援の中でお子さんの自己肯定感が育まれ、主体的に再登校を果たせるのもスダチの大きな魅力です。
無料相談では、お子さんの現状をヒアリングした上で、再登校に向けた具体的なアプローチ方法を教えてもらえます。
「今の子どもの状況から、フリースクール以外の選択肢は考えられるのだろうか?」という悩みに対しても、お子さんの状況や社会復帰を見据えた適切なアドバイスをもらえます。
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YUME School 京都二条校

【YUME School 京都二条校がおすすめの人】
- フリースクールに通いながら高校卒業資格を取得したい方
- 通信制高校のスクーリングを行いながら社会性を身につけたい方
YUME School 京都二条校は、登校スタイルを自由に選びながら高校卒業資格を取得したいお子さんにおすすめのフリースクールです。
YUME School 京都二条校の基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 出席振替制度School ※小中学校長の許可の上 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 京都府中京区西ノ京職司町63-2 フィル・パーク京都二条 2F |
公式HP | https://school.yume.support/kyotonijou/ |
事例・実績 | – |
YUME School 京都二条校の特徴
YUME School京都二条校は、基礎から勉強をやり直したいお子さんから友だち作りをしたいお子さんまで、様々な目標や状況に対応し無理のないペースで通えるフリースクールです。
既存の教育システムの枠を超え、毎日多様な授業内容が提供されています。また、生徒同士が交流できる時間や、心理士による社会性を身につけるためのSST(ソーシャルスキルトレーニング)などのカリキュラムも充実しています。
その結果、自信を取り戻し、学校復帰を果たしたお子さんも多くいます。
YUME School京都二条校への出席は、現在在籍している小中学校の出席として振り替えることが可能です(小中学校長の許可が必要です)。
小中学生だけでなく、高校生の居場所としても利用可能です。活動内容はSNSにアップされているので、興味のある方はご覧ください。
NPO法人 夢街道国際交流子ども館フリースクール

【NPO法人 夢街道国際交流子ども館フリースクールがおすすめの人】
- 自分がしたいことを自分で決めさせたい方
- 野外でいろいろな体験をさせたい方
夢街道国際交流子ども館フリースクールは、アットホームな雰囲気の中で伸び伸びと過ごすのが好きなお子さんにおすすめのフリースクールです。
夢街道国際交流子ども館フリースクールの基本情報
対象年齢 | 小学生4年生から高校生まで |
特性 | 自分が自分であることを大切にした運営体制 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 京都府京都市木津川市 加茂町里新戸114(事務局) 加茂町里新戸65-1(活動場所) |
公式HP | https://yumekaido-kodomokan.org/ |
事例・実績 | – |
夢街道国際交流子ども館フリースクールの特徴
夢街道国際交流子ども館は、京都府木津川市にある小学4年生から高校生を対象としたフリースクールです。アットホームな雰囲気の中で、学習や読書、お子さんのしたいことを自由に楽しむことができます。
優しそうで面白そうなスタッフが多く、楽しい活動に取り組める環境が整っています。また、運動会や遠足といった年間行事が多くあり、みんなで話し合って活動内容を決めていくのも特徴的です。
NPO法人 京都教育サポートセンター

【NPO法人 京都教育サポートセンターがおすすめの人】
- お子さんに勇気や自信を付けてほしい方
- お子さんが人と関わる練習の場がほしい方
京都教育サポートセンターは、学習支援からカウンセリングまで、幅広いサポートを受けたいお子さんにおすすめのフリースクールです。
京都教育サポートセンターの基本情報
対象年齢 | 小学生4年生以上 |
特性 | 各種相談・心理相談にも注力 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 西九条(事務所所在地):京都市南区西九条高畠町21番地 サテライト(自習・学習):京都市下京区下諏訪町360 |
公式HP | https://ksce.jpn.org/ |
事例・実績 | – |
京都教育サポートセンターの特徴
NPO法人京都教育サポートセンターは、学校や社会になじめずに悩んでいるお子さんが自信を持って生きていけるように支援するフリースクールです。
個別指導形式の学習サポートを提供しているため、お子さん一人ひとりの状況や学習進度に応じたカリキュラムで学べます。
学習の場だけでなく、フリースペースも提供しており、みんなでゲームや料理を楽しんだり、一人で読書や自習をしたりするなど、自由に過ごせます。
セイカ学園中等部 京都伏見校

【セイカ学園中等部 京都伏見校がおすすめの人】
- 中学生のお子さんが不登校に悩んでいる方
- ドローン操作や調理実習などの体験型学習を受けさせたい方
セイカ学園中等部は、高等学校卒業までの将来像を描きたいお子さんにおすすめのフリースクールです。
セイカ学園中等部 京都伏見校の基本情報
対象年齢 | 中学生 |
特性 | 提携している通信制高校への優先進学が可能 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 京都府京都市伏見区瀬戸物町732 |
公式HP | https://wesc.or.jp/fs/ |
事例・実績 | – |
セイカ学園中等部 京都伏見校の特徴
セイカ学園中等部は、「友人関係で悩んでいる」「教室に居場所がない」「優等生でいることに疲れた」といった理由で不登校になったお子さんにとって、「強制されない」「安心できる」「自分らしくいられる」場所です。
中学校の校長先生の判断によりますが、原則として在籍中学校の出席扱いとなることも売りにしています。
なお、京都伏見以外にも、兵庫県や大阪府でフリースクールを運営しています。
育ちとつながりの家ちとせ

【育ちとつながりの家ちとせがおすすめの人】
- 山遊びなどの自然体験やサイクリング、調理など様々活動をさせたい方
- 発達障がいや知的障がいを抱えるお子さんの療育を考えている方
社会に出て他者とうまくやっていくための土台づくりをしたい場合におすすめのフリースクールです。
育ちとつながりの家ちとせの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 楽しい活動を通して生活・集団の中でうまくやりたい気持ちを育て、成功体験を積み重ねていく支援を提供 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 京都府亀岡市千歳町国分下ノ川51 |
公式HP | https://www.chitose-kameoka.com/ |
事例・実績 | https://www.chitose-kameoka.com/case |
育ちとつながりの家ちとせの特徴
発達障がいの特性がきっかけとなり、不登校や行き渋りがみられるお子さんへの療育支援を得意としています。遊びや活動を通じて、社会で生きていく力を身につけられます。
思春期のお子さん向けの自己認知プログラム、マンツーマンレッスン、小集団プログラムなどを利用することで、さらに能力を伸ばしていくことも可能です。
親御さんには定期的にアドバイスを提供し、家庭での工夫を実践していただける仕組みがあります。また、ペアレントトレーニング講座も実施しているのも特徴です。
フリースクールを利用するメリット
自宅・学校以外の新たな居場所を作れる
フリースクールの大きなメリットは、お子さんに新たな居場所を提供している点です。
学校は学習とコミュニティの場を提供する役割を持ちます。
不登校でも勉強は家庭学習ソフトを利用することでカバー可能ですが、一方で、お子さんにとってコミュニティの形成は難しい課題です。
フリースクールでは新しい友だちや支援者と出会い、共に過ごすことで、学校でのつらい経験から立ち直り、活力を取り戻す機会を得られます。
様々な年代の同じ価値観を持った友達を作れる
フリースクールに通うお子さんたちは、みんな何かしらの困難を経験しています。そのため、共感し合える仲間がいることが、この場所の大きな魅力です。
また、フリースクールは通常、小規模で運営されており、様々な年齢のお子さんたちが一緒に学ぶことが一般的です。小学生から高校生までが同じ教室で学ぶことは、通常の学校では経験できないことです。
様々な年齢の生徒との交流を通じて、お子さんの価値観を広げることができるのも、フリースクールの特徴といえます。
フリースクールを利用する際の注意点
利用料による経済的負担がかかる
フリースクールに通う場合、経済的な負担がかかります。
平成27年に文部科学省が実施した調査「小・中学校に通っていない義務教育段階のお子さんが通う民間の団体・施設に関する調査」によると、全国のフリースクールの月々の平均費用は、約33,000円であることがわかっています。
特に公立の学校に通っているお子さんだと、元々の金額が少ない分、一気に負担額が増えるように感じます。
費用をかけるのならば、早期に元の学校への復帰を目指せる支援先を利用した方が、将来的な負担額が少なくなります。それだけでなく、不登校の根本解決を目指せる支援先であれば、お子さんのつらい気持ちを救ってあげることができ、お子さんの将来も広がります。
進学先の選択肢が狭まるおそれがある
フリースクールの利用で、学校のカリキュラムに自動的に追いつけるわけではありません。フリースクールでは、生徒の数が少ないことから、各生徒の学力に合わせた個別の学習計画が一般的です。
このアプローチは一般の学校の授業進度とは異なるため、学校のカリキュラムに比べて進度が遅れることもあり得ます。その結果、受験に必要な学力が身につかない場合もあります。
中にはフリースクールを一般の学校の代替とみなす人もいますが、実際にはその性質と目的が大きく異なります。
フリースクールは、個々のお子さんのニーズに合わせた教育を提供することを主目的としています。通常の学校教育を代替するものではなく、フリースクールがどのような役割を果たすのかを正しく理解しましょう。
フリースクールの出席に関しては、在籍している学校の校長によって公式に認められると、学校の出席としてカウントされる場合があります。フリースクールでの出席が出席日数に加えられたとしても、通常の学校での授業やテストに参加していないため、内申点は基本的に0点となります。
このことが、全日制高校の受験に影響を及ぼす可能性があります。全日制高校では出席日数だけでなく内申点も重要視されるため、フリースクールに通う生徒は進路選択に制限が出ることがあります。
例として、不登校状態から中学3年で学校に復帰したYouTuber「ゆたぼんさん」は、オンラインフリースクールを利用して学校の出席日数を確保しましたが、公立高校入試では不合格に終わっています。
この事例から、もし全日制高校への進学や、将来の就職を含む一般社会での活動を希望している場合、フリースクールの利用だけに依存せず、学校への復帰を積極的に目指すことが重要です。
京都のフリースクールを検討している親御さんからよくある質問
不登校を解決するためのフリースクール以外の選択肢は?
不登校を解決したいときには、スダチのような不登校問題の根本解決を目指し、復学に向けた支援を提供する支援先を利用しましょう。
フリースクールは、お子さんにとって無理なく過ごせる居場所にはなりますが、不登校問題の解決に向けたアプローチはありません。それどころか、自由なフリースクールの生活は、元いた学校や、一般的な社会での生活に戻る際、大きなハードルとなります。
フリースクールはどんな子どもが通う?誰でも入れる?
フリースクールは、何らかの理由によって学校に行けなくなってしまった、あるいは行かなくなったお子さんたちが、学校の代わりに通っているケースが多いです。
主に、不登校のお子さんや引きこもりのお子さん、身体精神問わず障害を持ったお子さんたちを受け入れ、学習の機会を提供しています。
基本的に入学のための資格や受けるべき試験などはありませんが、年齢制限が設けられている場所もあるのでご注意ください。
まとめ
今回は、京都府でおすすめのフリースクールについて紹介しました。
京都府には、さまざまな理由で学校に行けなくなったり、行かない選択をしたりしたお子さんのためのフリースクールが多数あります。これらのフリースクールは、学校が合わない子どもたちにとって新しい居場所となっています。
ただし、フリースクールに通うことで再登校のハードルが高くなったり、利用料が決して安くはなかったり、進学先の選択肢が限られたりする点には注意が必要です。
おすすめは、まず今通っている学校への再登校に挑戦し、その後でフリースクールに通うかどうかを決めることです。本記事で紹介した京都府のおすすめフリースクールを参考に、お子さんに合った選択肢を見つけましょう。
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