2024年04月25日
沖縄のフリースクールおすすめ5選!特徴の比較と選び方・利用する際の注意点も解説
「沖縄のフリースクールでおすすめなのはどこ?」
「沖縄のフリースクールはどうやって選べばいい?」
不登校や引きこもりなどの課題を抱えるお子さんにとって、学校に代わる「第二の居場所」として利用できるのがフリースクールです。フリースクールでは、カリキュラムや学習方法が自由である場合が多く、お子さんのさまざまな状況に対応してくれます。
こちらの記事では、沖縄でおすすめのフリースクールを5校紹介します。それぞれのフリースクールの特徴の比較や選び方、利用する際の注意点も解説していますので、フリースクール選びの参考になれば幸いです。
学校復帰やこの先の社会復帰を目指しているのなら…
フリースクールは学校への再登校を目指しておらず、お子さんが無理なく過ごせる居場所の提供を重視しています。
フリースクールという環境は一般的な社会生活と異なるため、慣れてしまうと社会復帰する際のハードルとなることもあります。
親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、不登校支援サービス「スダチ」の利用をおすすめします。
復学支援サービスのスダチでは、不登校の根本原因を解決するため、お子さん方は平均3週間で主体的に再登校しています。
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目次
フリースクールとは
フリースクールとは、さまざまな事情で学校に行けなくなってしまったお子さんのための、学校の代わりとなる場所です。民間の教育機関で文部科学省からの認定などはありません。
お子さんの状況に合わせ学習・生活して、お子さんが安心して過ごせる居場所を提供する施設です。
運営元は、NPO法人・ボランティア団体・個人経営などさまざまです。運営団体によって支援方針、活動内容、費用などが異なります。
フリースクールには大きく分けて3つの支援方針があります。
- 勉強が遅れないようにするための学習支援
- 生活を整えるための生活支援
- 子どものやりたいこと、個性を伸ばす
ただしフリースクールには、法的な設置要件がありません。経営する際に教員免許なども必要なく、どんな場所でもはじめられます。教育への理解や知見のない方が指導するケースも多いです。
利用する際は、施設の運営体制や指導員が信頼できるかをしっかりと見極めなくてはなりません。
フリースクールとはどんなところかは、以下の記事で解説しています。
沖縄のフリースクールと都市部のフリースクールの違い
沖縄のフリースクールは、豊富な自然と温暖な気候に恵まれている点で、都市部のフリースクールとは一線を画します。都市部では自然体験が限られることもありますが、沖縄では広がる自然を生かした多様な体験が可能です。
このような自然体験は、お子さん方にとって身体的な健康だけでなく、精神的な成長にも大きな影響を与えることが文部科学省の調査からも明らかです。社会性の向上に寄与するとされる自然体験は、お子さん方の内面的な力を育む貴重な機会となり得ます。
沖縄のフリースクールの選び方
子どもが無理なく通えるか
通学型のフリースクールでは、週に1日〜5日で好きなときに通えます。お子さんの通いたいときに、無理なく過ごせる場所で過ごせるのがフリースクールの1番の魅力です。
しかし、通学に2時間以上かかるような場所の場合、いくら教育環境が良かったとしても、通学の疲れだけで心身が疲弊してしまうことがあります。
そのため、通学時間や距離だけでなく、使用する交通手段の混雑状況、交通費の負担、通学路の安全性や景観なども、フリースクール選びで考慮すべき大切な要素となります。
もしものときに手厚くサポートしてもらえるか
入学後の不安や問題に対応できるかを確認することも重要です。
フリースクールならではの個別相談やフォロー体制は、大きな魅力です。親御さんが相談に乗ってもらえるか、お子さんが通えなくなった場合の支援があるか、自宅訪問は可能かなど、具体的なサポート内容を確認しましょう。
お子さんの個性や生活状況、親御さんのニーズに合わせたサポートが用意されているかどうかを把握することが大切です。
子どもに合った教育方針・活動内容を提供しているか
フリースクールを選ぶ際、教育方針や活動内容も非常に大事な要素です。イベントが盛んなフリースクールは楽しく刺激的ですが、お子さんによっては疲れてしまうこともあります。
お子さん一人ひとりが求めるものは異なるため、お子さんの興味やニーズに合わせてフリースクールを選ぶことが重要です。
お子さんがどのような活動に興味があるか、何を学びたいと思っているかを把握することで、最適なフリースクールを見つける手助けになるでしょう。
信頼できる会社・団体が運営しているか
フリースクールは公的に認められた学校ではなく、法的な設置要件もありません。教員免許やカウンセラーなど特別な資格を有していなくても始められます。
だからこそ運営元が信頼できる会社・団体であるかを確認しましょう。
運営背景が不透明で信頼性が確認できないフリースクールも少なからず見受けられます。その場合は、そのフリースクールの選択を見送ることも大切です。
フリースクールはお子さんを長時間預ける場なので、安全性と信頼性が不可欠です。公式サイトに記載されている内容を詳しく読み、そして実際に見学も行きましょう。
運営元や指導員の信頼性と専門性を確かめたうえでフリースクールを決めましょう。
沖縄のフリースクールおすすめ5選
沖縄でおすすめのフリースクールを5つ厳選してご紹介します。
スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】
- 不登校の問題を根本的に解決したい方
- 今の学校へ再登校してほしい方
1日も早く不登校を解決したいお子さんにおすすめの不登校支援サービスです。
スダチの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供 |
費用 | 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 |
住所 | オンラインサービス |
公式HP | https://sudachi.support/ |
事例・実績 | https://sudachi.support/case |
スダチの特徴
今の学校への再登校・社会復帰を目指す方に向けて、復学支援サービスをまずは紹介いたします。
スダチは、不登校のお子さんたちが今通っている学校へ戻ることを目的とした専門サービスです。ここでは平均3週間での再登校を実現しています。
子どもに直接介入するのではなく、親御さんを通じてサポートを行います。これにより、不登校の根本的な原因に取り組み、解決を図ることを目指しています。
また、支援のなかでお子さん方の自己肯定感がどんどん育まれ、みなさん主体的に再登校を果たしているのはスダチの大きな魅力です。
無料相談では、お子さんの現状をヒアリングしたうえで、再登校に向けた具体的なアプローチ方法について教えてもらえます。
「現状の様子から、フリースクールを選択したほうがいいのではないか?」そんなお悩みにも、お子さんの状況や、社会復帰を見据えたうえで的確なアドバイスをもらえます。
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NPO法人 珊瑚舎スコーレ

【珊瑚舎スコーレがおすすめの人】
- 子どもの意思尊重しのびのびと学ばせたい人
- 「思索と表現と交流の場」という考え方に同調する人
NPO法人 珊瑚舎スコーレでは、お互いを認め合い互いの力を引き出しながら喜怒哀楽を分かち合う場を提供しています。
珊瑚舎スコーレの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 生徒が自分の力で自分をゆっくりと育てるための手助けをする場 |
費用 | 要お問い合わせ |
住所 | 〒901-1414 沖縄県南城市佐敷字津波古 509-4 |
公式HP | https://sangosya.com/ |
事例・実績 | – |
珊瑚舎スコーレの特徴
珊瑚舎スコーレでは、キッズスコーレ・初等部・中等部・高等部・夜間中学校の5つのコースがあり、生徒はそれぞれの年齢に応じたコースに所属します。
「自分を創る」という目標のもと、「シンカソング」と呼ばれるオリジナルソングを作る活動や、「アクト&ドラマ」というミュージカルの上演など、独自の活動がたくさん実施されています。
よみたん自然学校

【よみたん自然学校がおすすめの人】
- 子どもを育てるにあたって、自然との関わり、人との関わりを重視したい人
- 子どもに「自分で考え行動する」大人に育ってもらいたい人
学びたいと思う子どもたちの気持ちや主体性を尊重し、その子自身のペースで学び、成長する過程をサポートしているフリースクールです。
よみたん自然学校の基本情報
対象年齢 | 小学生 |
特性 | 自分のペースで学び、成長する場 |
費用 | 要お問い合わせ |
住所 | 〒904-0323 沖縄県中頭郡読谷村字高志保1020番地 体験王国「むら咲むら」内 |
公式HP | https://yomitan-ns.org/ |
事例・実績 | – |
よみたん自然学校の特徴
よみたん自然学校は、自分のペースで学び、成長する場です。「自分で考え行動する」「気持ちを伝え、受けとめあう関係性」「身近なものを生かして暮らす」「人と自然・人と人のつながりを大切に」の4つの理念を掲げています。
にじ子屋

【にじ子屋がおすすめの人】
- 子どもに学校では教えられないことを学んでほしい人
- さまざまな国籍・障害を持つ子どもがいる中で生きる力を育てたい人
にじ子屋では、学校で習う勉強より、生きる力をつける為の勉強を重視しています。
にじ子屋の基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 大人 |
特性 | 英会話、ネットリテラシー、PC授業など生きる力をつける為の勉強を重視 |
費用 | 要お問い合わせ |
住所 | 〒904-1114 沖縄県うるま市石川嘉手苅106 |
公式HP | https://www.nijikoya.or.jp |
事例・実績 | – |
にじ子屋の特徴
にじ子屋では学校で習う勉強よりも、英会話やパソコンのスキルといった生きる力をつける為の勉強が重視されています。
「学校に行くことや勉強することがすべてではない」というモットーのもと、学校では学べない多くのことが学べるそうです。そのため、「ホームスクール+寺子屋」というスタイルでお子さんたちの居場所を提供しています。
侍学園

【侍学園がおすすめの人】
- 社会・学校の中で生きづらさを抱えているお子さん
- 子どもに自分らしい人生を送ってほしい人
侍学園では、画一的なカリキュラムで「教え育てる」のではなく、自ら探し、求め、そして生徒、スタッフが共に成長できる「共育」を目指しています。
侍学園の基本情報
対象年齢 | 概ね15歳〜18歳 |
特性 | 学びや新しい自分との出会いを求める全ての人々の為の学校 |
費用 | 要お問い合わせ |
住所 | 〒901-0504 沖縄県島尻郡八重瀬町後原841番地 |
公式HP | https://samugaku.com/ |
事例・実績 | – |
侍学園の特徴
侍学園では「進学するための勉強」ではなく、社会で「自分らしく」生きるために必要なことを学べます。仲間とさまざまな体験をするとともに、豊かな人間形成を目指している学園です。
フリースクールを利用するメリット
メンタルをケアするためのカウンセリングが受けられる
フリースクールは、単に学校への復帰を目指すためだけの場所ではありません。最近では、お子さんたちが将来自立して生きていくための力を育む場所という方針を掲げている施設も多いです。
不安や悩みを抱えているお子さんたちは、しばしば義務教育を終えた後の進路選択や社会への一歩を踏み出すことに迷いやすいです。
このようなとき、フリースクールに在籍しているカウンセラーや講師が、カウンセリングを通じてお子さんたちの心の悩みを解決し、前向きに未来に歩み出すための支援を行ってくれるでしょう。
同じ境遇の仲間と出会って居場所を作れる
フリースクールには、様々な理由で学校に行けなくなったお子さんたちが集まります。彼らの背景はそれぞれ異なっているかもしれませんが、学校生活に適応できなかった経験や傷ついた気持ちは共感し合えるものです。
一般の学校で浮いてしまったとしても、フリースクールでは同じ経験を持つ仲間がいるため、安心して自分らしさを表現でき、自分の居場所を見つけられるでしょう。
学校に行かなくても学習を進められる
フリースクールでは少人数制の授業やスタッフによる個別の学習サポートを提供しています。これにより、お子さん一人ひとりの学習のペースに合わせた支援が可能です。
家庭で自学自習するのが難しいとき、フリースクールを利用することで学習するリズムを作れるかもしれません。
フリースクールを利用する際の注意点
再登校までのハードルを増やしてしまうおそれがある
フリースクールは、施設により方針が実にさまざまです。ただし、どちらかというと、再登校や社会復帰を目指しているケースよりも、お子さんが無理なく過ごせる居場所の提供を目的としている施設が多い傾向にあります。
こうしたフリースクールの場合、好きなときに行って、ゲームなど好きなことをして過ごせる環境となってしまい、一般的な学校生活や就職したときの生活とは大きく異なってしまいます。いったんフリースクールの環境に慣れてしまえば、元の学校へ戻る際に大きな負担を感じてしまい、再び不登校になるおそれもあるでしょう。
また、再登校するためにフリースクールを検討されている場合には、「フリースクールという新しい環境に慣れること」「その後に再び学校に慣れること」というように、再登校までに乗り越えるハードルが2つに増えてしまいます。
以上のことを踏まえると、再登校を目指しているのなら、フリースクールの利用はおすすめできません。
利用には多くのお金がかかる
フリースクールに通うことは、親御さんにとって経済的な負担が大きいケースが多くあります。特に公立の学校に通っていた場合、元々の金額が少ない分、一気に負担額が増えるように感じることもあるでしょう。
「通わせたくても、金銭面で通わせられない」という家庭もあるほど、フリースクールの利用は経済的な負担が大きいです。
実際に、平成27年に文部科学省が実施した調査「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」によると、全国のフリースクールの月々の平均費用は、約33,000円であることがわかっています。
より詳しく見てみると、月々の費用が10,000〜30,000円の施設が約38%、30,000〜50,000円の施設が約36%存在している状況です。
進学先の選択肢が限られてしまう
フリースクールを利用したからといって、自動的に学校のカリキュラムに追いつけるわけではありません。
フリースクールでは生徒の数が少ないため、お子さん一人ひとりの学力に合わせて個別の学習計画を立てるのが一般的です。つまり、一般の学校の授業進度に合わせていないため、学校の進度より遅れることも考えられます。
そのため、受験できるほどの学力がつかないことも十分に考えられるのです。
フリースクールを学校の代わりと考える人もいますが、実際にはその役割や機能は全く異なります。フリースクールは、お子さん一人ひとりのニーズに応じた教育を提供する場であり、学校教育の直接的な代替ではないということを理解しておくことが重要です。
また、在籍している学校の校長に認められると、フリースクールの出席が学校の出席として扱われる場合もありますが、出席日数にカウントされたとしても、授業やテストを受けていないので、学校の内申点は基本的に0点になってしまいます。
全日制高校の受験では、出席日数だけでなく内申点が加味されるため、進路が限られてしまうのです。
私立の全日制高校であっても、内申点を加味するケースが多いです。また、学力検査だけを見る場合であっても、高い学力が求められることから、フリースクールの勉強だけで対策するのは厳しいことが予想されます。
実際に、中学3年生から学校復帰した不登校YouTuberである「ゆたぼんさん」も、オンラインフリースクールに通って学校の出席日数を一部確保しましたが、公立高校の受験では不合格となっています。
以上のことを踏まえると、この先全日制高校への進学、そして就職など、一般的な社会での生活を望んでいる場合には、フリースクールではなく、学校復帰を目指すことが何より大切です。
沖縄のフリースクールを検討している親御さんからよくある質問
フリースクールは誰でも入れますか?
フリースクールの年齢制限は施設によりさまざまで、小学生から中学生・高校生のみを受け入れている施設もあれば、20歳ほどの社会人も通えるスクールも存在します。
ただし一般的には小学生・中学生が通っているケースがほとんどです。高校生の場合、フリースクールでは高卒資格を得られないため、通信制高校に進学することが多いです。
独学がメインの通信制高校を3年間で卒業するために、学習と生活の補助を行うフリースクールの高等部(通信制サポート校)を併用することもあります。
高校生・社会人向けに「居場所の提供」を目的としたフリースクールは非常に少ないのが現状です。
なお、基本的に入学のための資格や受けるべき試験などはありません。
フリースクールにいじめはある?
全日制の小学校・中学校・高校でもときおり確認されるのと同様に、フリースクールでもいじめが確認される場合があるようです。
いじめが発生する要因はさまざまですが、いかなる理由があってもいじめは許される行為ではありません。いじめが発生しない環境づくりに努めているフリースクールがほとんどでしょう。
まとめ
今回は、沖縄でおすすめのフリースクールについて紹介しました。
沖縄には、何らかの理由で学校へ行けなくなったり、行かない選択をしたりするお子さんたちのためのフリースクールが数多くあります。さまざまな特徴を持つフリースクールは、学校が合わない子どもたちが通う場所である枠組みを超えるものになってきました。
その一方で、再登校までのハードルを増やしてしまうおそれがあるほか、利用には多くのお金がかかったり、進学先の選択肢が限られてしまったりする点には要注意です。
おすすめは、まず今通っている学校への再登校に挑戦し、その後フリースクールに通うかどうかを決めることです。本記事で紹介した沖縄でおすすめのフリースクールも参考にしながら、お子さんに合った選択肢を探してみてください。
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