2024年09月30日

和歌山県のフリースクールおすすめ5選!特徴や費用の比較と選び方・フリースクールに通うメリット・注意点も解説

和歌山県のフリースクールおすすめ5選!特徴や費用の比較と選び方・フリースクールに通うメリット・注意点も解説

「和歌山県でおすすめのフリースクールはどこだろう?」
「和歌山県内でフリースクールを選ぶ際のポイントや、利用するメリット・注意点は何?」

近年、和歌山県では不登校の子どもが増えており、それに対応するため、さまざまなフリースクールが開設されています。

フリースクールは、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供しますが、その運営方針は学校とは異なり多様です。したがって、フリースクールを選ぶ際には、複数の選択肢を比較して、子どもに最適な環境を選ぶことが大切です。

この記事では、和歌山県内のおすすめフリースクール5校をご紹介し、それぞれの特徴や選び方のポイント、利用時の注意点も解説します。フリースクール選びの参考にしてください。

学校や社会への復帰を目指しているなら…

フリースクールは必ずしも学校復帰を目的としているわけではなく、長期的に通うことで一般的な学校生活や社会復帰が難しくなる可能性もあります。もし、親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、不登校支援サービス「スダチ」の利用をおすすめします。このサービスでは、不登校の根本原因にアプローチし、平均して3週間以内に自発的に学校へ戻る支援を行っています。

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和歌山県における不登校とフリースクールの現状

和歌山県の国公私立の小・中・高等学校における令和2年度の不登校(30日以上欠席)になっているお子さんの割合は、小学校で1000人あたり8.2人(全国平均10.0人)、中学校で38.8人(全国平均40.9人)、高等学校では19.5人(全国平均13.9人)でした。

和歌山県は、深刻化する不登校問題に対処するため、いじめや不登校に関する相談窓口を設置し、支援を強化しています。

教育支援センターを各地域の教育委員会が運営し、個別の学習支援や相談を行う場を提供しています。さらに、いじめや不登校の防止に向けたマニュアルを公開し、早期対応や未然防止に取り組んでいる状況です。

また、和歌山県の「不登校対応基本マニュアル」では、お子さんの居場所の一つとして、フリースクールを紹介しています。マニュアルでは、お子さんを適切に支援するために、フリースクールと連携を図ることを、学校へ促しています。

和歌山県でも不登校の児童数が増えるにつれて、フリースクールの需要が高まり、多くのフリースクールが開設されている状況です。

参照・参考:和歌山県「第2章 子供・若者を取り巻く現状」
      和歌山県教育委員会「いじめ・不登校に関する相談窓口等について」
      和歌山県「不登校対応基本マニュアル」

和歌山県のフリースクールでの過ごし方

フリースクールの主な活動は「相談・カウンセリング」と「個別の学習」の2つですが、場所によって過ごし方はさまざまです。

下表に、フリースクールのタイプごとの主な過ごし方をまとめました。

タイプ過ごし方
学校復帰支援タイプ「学校に戻ること」を目指し、学習支援に加えて、生活リズムの改善を図るプログラムを提供します。
スクールカウンセラーが常駐し、精神的なサポートが整っている施設もありますが、学校生活とは異なる環境が多いため、学校とのギャップがあることが少なくありません。
子どもの意思尊重タイプ学校への復帰を強制せず、お子さんの興味や関心を尊重するスタイルのフリースクールです。カリキュラムは設けず、お子さんの自主的な学びをサポートします。
完全個別指導タイプ一人で集中して学びたいお子さん向けの個別指導に特化したフリースクールで、学習塾に近い形態が一般的です。
非日常体験タイプクライミング、キャンプ、農業体験など、学習以外のさまざまな体験を通じて成長を促すプログラムを提供します。
専門家サポートタイプ臨床心理士やスクールカウンセラーが常駐し、心身に課題を抱えるお子さんに安心できる環境を提供する支援型です。
自宅訪問タイプ外出が困難なお子さんに対して、自宅を訪問して学習や相談の支援を行うタイプです。
共同生活タイプ寮生活を通じて協調性や自主性を育むタイプで、規則正しい生活を重視する場合と、自由な過ごし方を尊重する場合があります。
専門スキル取得タイププログラミングや芸能など、将来役立つスキルや資格の取得を目指すフリースクールです。

フリースクールのカリキュラムなどの詳細は、次の記事で解説しました。参考にしてください。

和歌山県のフリースクールの選び方

無理なく通える距離にあるか

フリースクールは、週に1〜5日の中で好きな日数を選んで通うのが一般的です。しかし、通学距離が非常に長かったり、移動に2時間以上かかったりする場合は、たとえ素晴らしい環境であっても通うこと自体が負担になる可能性があります。

加えて、時間や距離だけでなく、利用する交通機関の混雑具合や交通費、通学ルートの安全性も検討することが大切です。

特に、不登校を経験しているお子さんは、体力や精神面での負担が大きいことが多いため、無理のない通学を心がけることが重要です。できるだけ自宅に近く、通いやすいフリースクールを選ぶことが理想的です。

活動内容を子どもが負担に感じないか

フリースクールでは、施設ごとに異なるスケジュールや活動内容が提供されています。例えば、定期的にイベントが開かれたり、プログラミングのような専門的なスキルを学ぶ機会があったり、農作業の体験ができる場合もあります。

こうした活動は、日常に新しい刺激をもたらし、有意義な時間を過ごせる反面、人によっては体力を消耗して疲れやすくなることもあるでしょう。

多くのフリースクールでは、スケジュールやカリキュラムが公開されていることが多いため、事前にどのようなプログラムがあるのかを確認して、自分に合った環境を選ぶことをおすすめします。

何かあった時にも安心できるサポート体制があるか

「通い始めたものの、環境に馴染めず足が遠のいてしまった……」「子どものことを誰かに相談したい……」

フリースクールを選ぶ際や利用中にも、不安や悩みが生じることがあります。そんな時に、個別相談や充実したサポートを提供してくれることが、フリースクールの大きな魅力の一つです。

  • お子さんの性格や親御さんの不安に応じて、以下のような支援が提供されているか確認しましょう。
  • 親が相談できる場があるか
  • 通えなくなった子どもへのサポートはあるか
  • 家庭訪問の対応があるか
  • 子どものペースに合わせて個別に支援してくれるか など

特に、繊細でHSPの特徴があったり、過去に集団生活で困難を経験したりした場合、どれだけ個別対応が可能か確認しておくと安心かもしれません。

和歌山県のフリースクールおすすめ5選

和歌山県でおすすめのフリースクールを5つ厳選してご紹介します。

スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】

  • 不登校の問題を根本的に解決したい方
  • 今の学校へ再登校してほしい方

スダチは、1日も早く不登校を解決したいお子さんにおすすめの不登校支援サービスです。

スダチの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性不登校を根本的に解決するためのサービスを提供
費用親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中
住所オンラインサービス
公式HPhttps://sudachi.support/
事例・実績https://sudachi.support/case

スダチの特徴

スダチは、フリースクールではありませんが、不登校の早期解決を目指せる支援先のため、番外編として紹介します。

「スダチ」は、不登校のお子さんが再び学校に通えるようにサポートする専門サービスで、平均して3週間以内に復学を成功させており、数多くの保護者から高い信頼を得ています。

このサービスはオンラインで提供されているため、和歌山県内のどこからでも手軽に利用できるのが大きな魅力です。

「スダチ」の特徴は、お子さんに直接介入するのではなく、保護者を通じてサポートを行う点にあります。これにより、不登校の根本的な原因に向き合いながら解決を図り、結果的にお子さんの自己肯定感を高め、自らの意思で学校に戻る力を育てることを目指します。

「フリースクール以外の選択肢も考えてみたい」と感じている方には、お子さんの状況に応じた的確なアドバイスが得られるサービスです。

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NPO法人レインボーハウス|和歌山市

【NPO法人レインボーハウスがおすすめの人】

  • 保護者様同士の交流会、スタッフとの個別相談を希望する親御さん
  • 和歌山市にお住いのご家庭

レインボーハウスは、不登校や家から出られない状態のお子さんのための「居場所」を提供しています。

NPO法人レインボーハウスの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性何をしてもいいし、何もしなくてもいい場所
費用要問合せ
住所〒649-6339 和歌山県和歌山市弘西232
公式HPhttps://blog.canpan.info/rainbowhouse/
事例・実績

NPO法人レインボーハウスの特徴

NPO法人レインボーハウスは、不登校や家から出られないお子さんたちに安心して過ごせる場所を提供するフリースクールです。

「自分の人生を自ら切り開くこと」「親御さんが一人で悩まないように」「地域全体を支えとなる居場所に」という3つの目標を大切にしながら、お子さんたちが自立に向けて歩み出せるようサポートしています。

また、毎月親御さんや家族が集まり、互いに悩みや思いを共有できる交流会を開催しているほか、個別にスタッフと相談できる「個別相談」の機会も設けています。親子ともに前向きに現状を受け入れ、より良い方向に進むための環境づくりを積極的に行っています。

デモクラティックスクールくまのび|新宮市

【デモクラティックスクールくまのびがおすすめの人】

  • お子さんにのびのびと成長できる環境を提供してほしい親御さん
  • 新宮市にお住まいのご家庭

デモクラティックスクールくまのびは、お子さんを中心に置いた多様な学びの場を提供しています。

デモクラティックスクールくまのびの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性決まったカリキュラム、テスト、宿題、学年、クラスがない
費用年額:12,000円〜
住所〒647-1221 和歌山県新宮市熊野川町西敷屋1022
公式HPhttps://kumanobi.com/
事例・実績

デモクラティックスクールくまのびの特徴

デモクラティックスクールくまのびは、お子さんを主体とした多様な学びの場を提供するフリースクールです。ここでは、決まったカリキュラムやテスト、宿題、学年、クラスといった枠組みはなく、毎日の活動内容はすべてお子さんたち自身が自由に決められます。

広々とした田舎の木造校舎を利用した環境で、日常の課題から学校の運営に至るまで、必要なことは話し合いで決定します。お子さん一人ひとりが自分で考え、行動する力を育むことをサポートし、自立心を伸ばすための学びの環境が整っています。

つくるがっこう イホルラ舎|橋本市

【つくるがっこう イホルラ舎がおすすめの人】

  • 家や学校以外でお子さんが安心できる場所を作ってあげたい親御さん
  • 橋本市近郊にお住まいのご家庭

つくるがっこう イホルラ舎は、家庭でも学校でもない「ほっと一息つける」居場所を目指して設立されたフリースクールです。

つくるがっこう イホルラ舎の基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
特性ものづくりや料理、畑作業、科学実験、校舎の修理、イベントの企画など、独自の体験学習が豊富
費用要問合せ
住所〒649-7203 和歌山県橋本市高野口町名古曽962
公式HPhttps://ihorula.com/
事例・実績

つくるがっこう イホルラ舎の特徴

「自己決定」「対話の実践」「実体験を重視する」という3つの理念のもと、お子さんたちが心身ともに健やかに成長できる環境を提供しています。

ものづくりをはじめ、料理、畑仕事、科学実験、校舎の修繕、イベント企画など、さまざまな体験学習が用意されているのが特徴です。

仲間との交流を通して、スクールに関わる全員が心地よく過ごせる環境を目指しています。

フリースクールいと|橋本市

【フリースクールいとがおすすめの人】

  • 学業だけでなく社会性など人間として総合的に成長してほしい親御さん
  • 広域通信制高校のサポート校の利用を考えているご家庭

フリースクールいとは、お子さんの成長を総合的に支援するフリースクールです。

フリースクールいとの基本情報

対象年齢小学生
中学生
高校生
大学生
特性広域通信制高校のサポート校としても運営
費用要問合せ
住所〒648-0092 和歌山県橋本市紀見ヶ丘3-2-16
公式HPhttp://itohome.kyoikushien.or.jp/
事例・実績

フリースクールいとの特徴

フリースクールいとは、お子さん一人ひとりの個性を尊重し、独自のプログラムで幅広い成長を目指すフリースクールです。

「みんな違ってみんないい」という理念をもとに、多様な人間関係を築きながら、心豊かなお子さんを育てることを目指しています。

このスクールでは、学力の向上だけでなく、学習習慣や生活習慣、そして社会性の発達が十分ではないお子さんに対して、箱庭療法やプレイセラピーなどを活用し、ソーシャルスキル(SST)の習得をサポートしています。この総合的なアプローチが大きな特徴です。

さらに、広域通信制高校のサポート校としても運営されており、高校生活を充実させるためのサポートを行っています。単位取得を支援するだけでなく、人間関係の構築や多彩な行事を通じて、豊かな高校生活が送れるようサポートしています。

和歌山県のフリースクールに通うメリット

子どもにとって第3の居場所ができる

多くのお子さんにとって、「家庭」と「学校」は日常生活の中心的な場です。

しかし、不登校になると学校がその役割を果たせなくなり、家庭だけが頼りの場所となることは、予想以上に精神的な負担を感じさせるものです。

そんなとき、フリースクールに通うことで、親以外の大人や同年代の子どもたちと触れ合える機会が増え、新しい「居場所」を見つけられる可能性が広がります。

もちろん、すぐにそこが居心地の良い場所になるかはわかりませんが、お子さんに合ったフリースクールを見つけて通い続けることで、徐々にその環境に慣れ、自分にとって大切な場所として感じられるようになるかもしれません。

一日の過ごし方・授業内容を自由に決められる

学校の決まった授業や画一的な生活リズムにうまく適応できないお子さんが、不登校になることはよくあります。

一方で、フリースクールでは「カリキュラムがあっても参加は任意」だったり、「生徒が自分で学びの計画を立てられる」といった柔軟な仕組みが取り入れられています。

そのため、決められたスケジュールにプレッシャーを感じるお子さんでも、自分のペースで過ごせるのは、メリットかもしれません。

和歌山県のフリースクールに通う際の注意点

フリースクールの利用には多くの費用が必要

フリースクールの利用料は、全国平均で月に約33,000円かかります。この金額は、運営側からの補助金が少ないこともあり、多くの家庭にとって大きな経済的負担となっています。

和歌山県では、子どもたちが孤立しないようにするための対策が引き続き議論されていますが、フリースクールへの具体的な支援や補助金については、まだ明確な方針が打ち出されていない状況です。

また、一度フリースクールを利用すると、元の学校へ復帰はせずそのまま利用し続けるお子さんが多いです。

そうなると、長期的に決して安くはない費用を負担し続けることになります。

参照・参考:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」

再登校までのハードルが大きくなるおそれがある

フリースクールに通うことが、必ずしも元の学校や社会にスムーズに復帰できることを保証するわけではありません。むしろ、自由度の高い環境に慣れ過ぎてしまうと、逆に学校や社会に戻るのが難しくなる場合もあります。

フリースクールを、単に学校の代わりとして捉える方もいますが、その役割や目的は大きく異なります。フリースクールは、お子さん一人ひとりのニーズに合わせた柔軟な教育を提供することが目的で、一般的な学校教育をそのまま置き換えるものではない点を理解することが大切です。

フリースクールでは少人数制が一般的であり、それぞれのお子さんに合わせた個別の学習プランが用意されます。そのため、一般的な学校とは異なるペースで学習が進むことがあり、受験に必要な学力が十分に身につかないかもしれません。

また、フリースクールでは登校時間が柔軟であったり、ゲームや工作などの活動を多く取り入れていたりと、自由な環境が提供されています。この環境に慣れてしまうと、元の学校に戻る際に大きなギャップやストレスを感じることも少なくありません。

フリースクールの利用がきっかけとなり、再登校が遠のく場合もあることを、理解しておきましょう。

和歌山県のフリースクールを検討している親御さんからよくある質問

フリースクールにはどんな子どもが通う?

フリースクールは、主に不登校の小中高生が通える、学校とは異なるもう一つの居場所です。ここでは、学習のサポートや教育に関する相談、そしてさまざまな体験活動が提供され、お子さんたちが自分のペースで過ごすことができます。

フリースクールは誰でも入れる?

フリースクールは基本的に入学資格が設けられていないため、誰でも通うことができます。対象となる年齢は施設によって異なり、お子さん専用のところもあれば、高校生や20歳前後の若者まで受け入れているところもあります。

まとめ

今回は、和歌山県でおすすめのフリースクールについてご紹介しました。

和歌山県には、さまざまな理由で学校に通えなくなったお子さんや、自分の意思で通学を選ばないお子さんたちのためのフリースクールが数多くあります。これらの施設は、学校に馴染めない子どもにとって、新しい安心できる場所として大きな役割を果たしています。

ただし、フリースクールに通うことで、後に元の学校に戻ることが難しくなる場合もあるため、利用する際にはご家族でしっかり話し合い、慎重に決めることが大切です。

おすすめのアプローチとしては、まず現在の学校への復帰を試みた上で、フリースクールを選択するかどうかを考えるのが良いでしょう。不登校が深刻であっても、適切なサポートを受けることで解決の糸口が見つかることがあります。

本記事で紹介した和歌山県内のフリースクールや再登校支援施設を参考にしながら、お子さんにとって最適な選択肢を見つけてください。

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