2024年10月28日
山形県でおすすめのフリースクール5選!特徴や料金の比較と選び方・フリースクールに通うメリット・注意点も解説
「山形県でおすすめのフリースクールはどこだろう?」
「フリースクールの選び方は?通わせた方がいいの?」
お子さんが不登校になった際、学校以外の学びの場としてフリースクールを検討することが多くあります。フリースクールは、お子さんが安心して過ごせる居場所となる可能性があります。
ただし、フリースクールは学校とは異なり、運営方針や教育スタイルが多岐にわたります。選択する際には、複数の施設をしっかりと比較し、子どもに最適な場所を選ぶことが大切です。
山形県でも不登校の子どもが増えていることを背景に、様々なフリースクールが設立されています。
子どものニーズに合った施設を見極めるために、この記事では山形県でおすすめのフリースクールを5校紹介します。それぞれの特徴、選び方、利用時のポイントなども解説しているので、フリースクール選びの参考にしてください。
学校や社会への復帰を目指すなら…
フリースクールは、お子さんが安心して過ごせる環境を提供しますが、必ずしも学校復帰を主目的とした支援を行う場所ではありません。そのため、長期間通い続けることで、かえって学校や社会復帰が難しくなるケースもあります。
もし、親御さんがお子さんに将来的に学校に戻ってほしいと考えている場合には、復学支援サービス「スダチ」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。このサービスでは、不登校の根本的な問題に取り組み、平均3週間以内で自発的に学校復帰できるようなサポートを提供しています。
\スダチの復学支援サービス詳細を確認する【無料オンライン相談あり】/

目次
山形県のフリースクールの活動内容とは
学びのスタイルが多様
学校では学習指導要領に基づいて学年ごとの授業時間が定められていますが、フリースクールにはその制約がありません。フリースクールでは、お子さん一人ひとりに合った学習内容が提供され、進度が遅れている場合には、過去の学年の内容に戻るなど、個別に丁寧な指導が行われます。
さらに、無理に学習を進めるのではなく、まずはお子さんの心身の回復を最優先にすることも多くあります。
個別学習や少人数学習が中心
フリースクールでは、学校のような大人数での授業ではなく、個別対応や少人数での学習が主流です。
教科書も決まっておらず、自分でテキストなどを持参しています。個別でテキストを解いて、わからないところがある場合は質問するような、自習スタイルが多いです。
子どもたち主体のルール作り
一般的な学校では、学習指導要領にもとづいて授業が構成されています。毎日やらなくてはならないことが決まっていて、みんなそれに従い1日を過ごします。
フリースクールではお子さんの主体性を尊重し、お子さんたち自身が話し合いながらルールを作ることが多いです。
その日の活動内容を、朝みんなで相談して決めることもあります。
フリースクールのカリキュラムや、1日の過ごし方は、次の記事でより詳しく解説しました。
山形県のフリースクールの選び方
お子さんの通いたい気持ちが強いか
まず確認すべきことは、お子さんがフリースクールに通いたいという気持ちを持っているかどうかです。お子さんの意思に反して無理に通わせると、かえって負担が増えることがあります。
また、無理に通わせてしまうと、「親が行けというから行く」という状況になります。この状況は他責思考にもつながりやすいです。
フリースクールで何か嫌なことがあったとき、「親が行けというから親のせいだ」という気持ちにもなります。また他責思考は、学校で抱えた不登校のきっかけとなった問題も自分ごととして捉えることができません。
不登校は、問題を自分のこととして捉え、主体的に乗り越えない限り解決が難しいです。
まずはお子さんとしっかり話し合い、フリースクールに対して前向きな気持ちがあるかどうかを確認することが大切です。また、様々な選択肢を視野に入れ、フリースクールについての情報を集めるのは良いステップと言えるでしょう。
教育方針・活動内容がご家庭・お子さんに合っているか
フリースクールと一口に言っても、その教育方針は多岐にわたります。例えば、以下のような方針を掲げるスクールがあります。
- ゲームをしたり絵を描いたり子どもがやりたいことをやる
- 学習に重点を置き、学力向上を目指す
- 進学をサポートする
お子さんに最適なフリースクールを見つけるためには、教育方針や活動内容をよく確認することが大切です。webサイトやパンフレットだけではわからないことも多いため、見学や体験を通じて、実際にお子さんがリラックスして通える環境かどうかを確認することが重要です。
自宅からのアクセスが良いか
フリースクールを選ぶ際は、通学時間や交通の利便性をしっかり考慮することが大切です。長時間の通学の場合、通うことが負担となり、行ったり行かなかったりとなる場合があります。
親御さんが送迎する場合も、親御さんに負担がかかってしまいます。
家から近いフリースクールを選ぶことで、通学のストレスが軽減するでしょう。できれば徒歩や自転車で通える距離が理想です。
山形県のフリースクールおすすめ5選
山形県でおすすめのフリースクールを5つ厳選してご紹介します。
スダチ【番外編】

【スダチがおすすめの人】
- 不登校の問題を根本的に解決したい方
- 今の学校へ再登校してほしい方
フリースクールではありませんが、不登校の改善を目指せる支援先として「スダチ」をご紹介します。スダチは、不登校の早期解決を目指すお子さんに特におすすめのサポートサービスです。
スダチの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 不登校を根本的に解決するためのサービスを提供 |
費用 | 親御さんに向けたオンライン無料相談を実施中 |
住所 | オンラインサービス |
公式HP | https://sudachi.support/ |
事例・実績 | https://sudachi.support/case |
スダチの特徴
学校復帰や今後の社会生活を考えている方に、復学支援サービス「スダチ」をご紹介します。
「スダチ」は、不登校のお子さんが再び学校へ通えるようにサポートする専門サービスで、平均して3週間以内に復学が実現しています。多くの親御さんから信頼を得ており、オンラインで提供されているため、山形県内のどこからでも簡単に利用できるのが魅力です。
このサービスの特徴は、親御さんを通じてサポートを行う点にあります。毎日、お子さんの様子を親御さんからヒアリングし、状況に応じた具体的な接し方や声かけのアドバイスを提供します。この方法により、親子関係が正しく構築され、お子さんの自己肯定感が徐々に高まります。
自己肯定感が低くなってしまったお子さんは、学校での困難や問題を解決できず、不登校になることが多いです。しかし、自己肯定感が育つと「自分なら解決できるかもしれない」と前向きな気持ちが芽生え、主体的に学校へ通えるようになります。
「不登校を根本的に解決してほしい」「フリースクール以外の選択肢を試してみたい」とお考えの方は、まず無料相談を利用してみてください。お子さんの状況に合わせた具体的な解決策を提示してもらえます。
\スダチの復学支援サービス詳細を確認する【無料オンライン相談あり】/

フリースクールよつば|山形市

【フリースクールよつばがおすすめの人】
- 学校以外の安心できる環境を求めているお子さん
- 登山や料理、誕生日会、書道、卓球などに興味のあるお子さん
フリースクールよつばは、「クローバーの会@やまがた」が運営しているフリースクールです。
フリースクールよつばの基本情報
対象年齢 | 山形県内の小学生・中学生 |
特性 | 学校に行きづらさを感じているお子さんに居場所を提供 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 〒990-2413 山形県山形市南原町1-27-20 |
公式HP | https://samidare.jp/yotsuba/sp/note?p=profile |
事例・実績 | – |
フリースクールよつばの特徴
フリースクールよつばは、学校に通うことに難しさを感じているお子さんたちのための居場所です。学校以外でも安心して過ごせる環境を提供し、学びや成長の場として機能しています。登山や料理、誕生日会、書道、卓球など、様々な活動に参加できるほか、静かに自分のペースで過ごすことも可能です。
「自分の土台を築く」ことをサポートし、自己決定や自己表現を通じて自己肯定感を育むことを目指しています。同じ悩みを持つ仲間との出会いを大切にし、支え合う中で元気を取り戻すことを目標にしています。活動はお子さんの興味や意欲に合わせて展開され、体を動かすことや興味を持った分野での学びも積極的にサポートします。
フリースクールあにまる|山形市

【フリースクールあにまるがおすすめの人】
- 医療的サポートを受けたいお子さん
- 自分のペースでゆっくり社会復帰を目指してほしいご家庭
フリースクールあにまるは、特定非営利活動法人 プチユナイテッドアスリートクラブが運営しているフリースクールです。
フリースクールあにまるの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 (義務教育以外の年齢は要相談) |
特性 | 担当の先生によるマンツーマンの対応 |
費用 | 【通所型フリースクール利用料(1ヵ月)】 ・週1~3回:25,000円 ・季節長期休、夏休み:20日、20,000円 ・春冬休み:10日、10,000円 ・食事代:利用料に含みます ・送迎費:山形市内、1,000円(その他 :2,000円~) ・課外授業費:カリキュラムごと ・子ども食堂:利用料に含みます |
住所 | 〒990-2332 山形県山形市飯田3丁目2-12 |
公式HP | https://www.freeschool-yamagata.jp/ |
事例・実績 | – |
フリースクールあにまるの特徴
フリースクールあにまるでは、不登校や発達障がいを持つお子さんに安心して過ごせる場所を提供し、必要に応じて医療機関とも連携できる体制を整えています。
理事長をはじめ、各担当の先生が一対一で個別対応し、子どもたちのペースに合わせたカリキュラムが特徴です。カリキュラム内容は幅広く、学習や運動、芸術、音楽、料理、映画鑑賞など、多様な活動を通して、子どもたちは新たな興味や「好き」を発見することができます。
また、月に一度の課外授業では、お子さんたちの意見を尊重し、学びたいことや体験したいことを一緒に決めています。遊びの中に学びや運動を取り入れ、自然な形で学習を進めながら、最終的には社会や学校への復帰を目指す方針です。
フリースクールせいよう|酒田市

【フリースクールせいようがおすすめの人】
- フリースクールの利用を検討している高校生のお子さん
- 酒田市にお住いのご家庭
フリースクールせいようは、学習塾・予備校が運営するフリースクールです。
フリースクールせいようの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 学習塾としての強力な学習サポート体制 |
費用 | 要問合せ |
住所 | 〒998-0864 山形県酒田市新橋1丁目7-16 |
公式HP | https://www.seiyo-gakuin.jp/freeschool |
事例・実績 | – |
フリースクールせいようの特徴
フリースクールせいようでは、年齢を問わず、様々な背景を持つお子さんたちが社会で活躍するための機会を提供しています。
小学生から高校生までの学習支援を行うだけでなく、カウンセリングを通じて自信を育み、学ぶ目的を見つける手助けをしています。また、学習塾としての強力なサポート体制に加え、農場体験などの実践的な活動にも参加でき、学びの幅を広げることが可能です。
フルイドスクールterra|天童市

【フルイドスクールterraがおすすめの人】
- 地域探求や畑学習などに興味のあるお子さん
- 天童市にお住いのご家庭
フルイドスクールterraは、一般社団法人terraが運営しているフリースクールです。
フルイドスクールterraの基本情報
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 |
特性 | 表現学習や畑学習、テーマ学習など様々な学びを提供 |
費用 | 入会金:5,000円 (保険等に充当) 【利用料】 ・週2回利用:16,000円/月 9時~15時 ・週3回利用:24,000円/月 9時~15時 ・講座のみ:1,000円/回 該当時間のみ |
住所 | 〒994-0026 山形県天童市東本町3丁目1-15 |
公式HP | https://terra1017.net/jigyo/ |
事例・実績 | – |
フルイドスクールterraの特徴
フルイドスクールterraは、お子さん一人ひとりの可能性を引き出すことを目的に、多様な学びの機会を提供しています。「自分らしく生きる力」を育むことを理念とし、お子さんたちが安心して過ごせる居場所を作り上げているフリースクールです。
また、子どもだけでなく、その周りにいる大人も共に成長できる場を目指しています。活動内容は豊富で、地域と連携した「地域探求」や「畑学習」、さらに体を動かしたり、創作活動を通じて自己表現を学んだりする機会も提供しています。
山形県における不登校とフリースクールの現状とは
文部科学省の調査によると、昨年度に山形県内で30日以上学校を欠席した不登校の小中学生は、過去最高の2,073人に達しました。
これは前年度より519人増加し、小学生は685人、中学生は1388人と、いずれもこれまでで最も多い数字です。
また、不登校の割合は、1,000人あたり27.3人で、全国平均より4.4人少ないものの、依然として高い水準にあります。
不登校の児童や生徒に対しては、自治体の教育支援センターや民間団体が相談や指導を行っていますが、山形県教育委員会の調査によれば、支援を受けていない児童は小学生で30.6%、中学生で20.6%に上るとのことです。
調査を開始した一昨年以降、支援を受けていないお子さんの割合は増加しており、このような児童に対するケアの強化が急務とされています。山形県教育委員会は「学校と民間支援団体との連携を深め、不登校のお子さんたちのために、居場所づくりを進めていきたい」と述べています。
参照・参考:NHK 山形 NEWS WEB「県内小中学校の不登校の児童生徒過去最多 支援の拡充が課題」
山形県「不登校児童生徒の自立支援」
山形県のフリースクールに通うメリット
メンタルケアなどのカウンセリングが受けられる
不登校や障害を持つお子さんたちは、多くの場合、心の中に様々な悩みや不安を抱えています。こうした心の負担があると、義務教育を終えた後に自分の進むべき道を決められなかったり、社会にうまく踏み出せなかったりするかもしれません。
そこで、カウンセラーや講師がカウンセリングを通じて、お子さんたちが抱える悩みや不安を解消し、将来へ向けて前進する力を育むサポートを行います。
これは、親が簡単には提供できないサポートであり、カウンセリングを受けられることは、非常に大きな利点となるでしょう。
同じ境遇の仲間を見つけられる
フリースクールに通う生徒の多くは、不登校を経験しています。その理由はお子さんそれぞれですが、同じく不登校を経験したお子さん同士であれば、互いの気持ちを理解し合いやすく、共感を得られやすいです。
一般的な学校では周囲から浮いてしまうようなケースでも、自分の居場所を見つけやすいでしょう。
また、学校は勉強だけでなく、同年代の友だちを作る場でもあります。不登校で家にこもってしまうと、同世代との交流が減り、社会に出ることに不安を感じるようになることも少なくありません。
フリースクールに通うことで、家族以外の人と接する機会が増え、コミュニケーション能力や社会性を養うチャンスを得られるというメリットもあります。
山形県のフリースクールに通う際の注意点
進学先の選択肢が狭まってしまうおそれがある
フリースクールへの出席が在籍校の校長によって認められた場合、学校の出席日数としてカウントされることがあります。
この制度を利用するためにフリースクールを検討しているご家庭も多いかもしれません。
しかし、フリースクールでの出席が加算されても、学校の授業やテストに参加していないため、内申点は基本的に評価されません。これにより、特に全日制高校の受験では、内申点が重視されるため、不利になることがあります。
例えば、中学3年生で不登校から学校復帰を目指したYouTuber「ゆたぼんさん」は、オンラインフリースクールを利用し出席日数を確保しましたが、公立高校の入試では合格できませんでした。
このような例からも、もし全日制高校への進学や一般社会での就職を希望する場合は、フリースクールだけに頼るのではなく、できるだけ早く学校に戻ることが、将来の選択肢を広げるために重要です。
高卒資格の取得はできない
フリースクールは「正式な学校」ではないため、高校生が通っていても高校の卒業資格を取得することはできません(小中学生は出席日数にかかわらず卒業できます)。
高校生がフリースクールに通いながら高卒資格を得るためには、別途高校卒業を目指す必要があります。具体的には、在籍高校の卒業要件を満たす方法を検討したり、出席日数が少なくても卒業が可能な高校への転校を検討したりすることが有効です。
多くの場合は、通信制高校に通いながら、通信制高校の卒業をサポートしていくれる通信制サポート校というフリースクールを利用します。
山形県のフリースクールを検討している親御さんからよくある質問
フリースクールに通うと登校扱いになる?
フリースクールに通うことで、不登校の状態でも在籍校の出席日数として認められることがあります。
文部科学省が導入したこの「出席扱い制度」は、不登校の小中学生を対象としており、一定の条件を満たし、在籍校の校長が承認した場合に適用されるものです。
フリースクールは学校の代わりになる?
フリースクールは、様々な理由で学校に通えなくなった、または通わなくなったお子さんたちが、学校の代わりに通う場所です。ただし、 一般的な学校と比べて、学習の進度や難易度が異なることが多いです。
フリースクールの月額費用はいくら?
フリースクールの利用料は、全国平均で月額約33,000円とされています。しかし、運営団体からの補助が十分ではないため、ご家庭には経済的な負担がのしかかる現状が続いています。
山形県では、お子さんの孤立を防ぐための対策が検討されているものの、フリースクールに対する支援や補助金の導入については、まだ具体的な方針が決まっていない状況です。
参照・参考:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」
まとめ
今回は、山形県でおすすめのフリースクールについて紹介しました。
山形県には様々な理由で学校に通えなくなったり、学校に行かないという選択をしたりしたお子さんたちのためのフリースクールが多数存在しています。これらの施設が、学校に馴染めないお子さんたちにとって、安心して過ごせる新たな居場所として大きな役割を果たしています。
ただし、フリースクールに通い始めると、その後に元の学校に戻るのが難しくなるケースもあるのは知っておきましょう。利用を検討する際にはご家族で慎重に判断することが大切です。
まずは、現在の学校への復帰を試みたうえで、フリースクールの選択肢を検討するのがおすすめです。不登校が深刻な場合でも、適切なサポートを受けることで解決の糸口が見つかることがあります。
この記事で紹介した山形県内のフリースクールや再登校支援施設を参考にして、お子さんに最適な選択肢を見つけてみてください。
\学校への再登校に挑戦するなら【無料オンライン相談あり】/
